過去の記憶と言うのは、一体いつになったら己の中から消え去ってくれるのだろうか。不意に浮かび上がって、己を打ちのめす。真新しい傷を与える。 忘れたいと、そう願う。最初に受けた傷だけでもう十分だ。 それとも、これは己自身への罰なのだろうか。