2003年07月16日(水) その熱意




小・中・高・大と、今までどの時期でも部活をやってました

だけど、そのどの時期、どの部活においても『栄光』ってヤツを、

手に入れたことはありません



いつでも底辺で這い蹲っていた



小・中では市内大会で尽く敗退

高校では、関東大会に行ったためしも無い

大学でも、毎度怪我ばかり

気付いてみたら、もう4年生



そんな立場であり続けたせいなのかどうか知りませんが、

『順位』と言うものより、『その過程』の方を重んじる傾向があります



















今の時期、高校球児達は、甲子園に向かって予選大会中



そんな4163校の一つに、栃木県藤岡高校という高校があります



先日の予選で、同県小山高校に54対0と大敗

数多くの大会記録を更新した試合だったそうです



負けた藤岡高校、

試合終了後、主将を胴上げし、今大会を締めくくったそうで



胴上げして自分達の健闘を讃える?

こんな野球のスコアとは思えないような大敗を記して?

ああ、アレか?思い出受験と同じで思い出参加か?



こう捉える人は沢山いただろうに

俺も、ココまでの記事を読んで、多分に漏れずその一人だった



でも、『その過程』が後に続く



この高校、少子化の影響も受けて、

この10年で生徒数が427名も減少、現在は257名だそうだ



野球部も2年前の春には8名

野球が出来ない野球部、部員はじょじょに離れ、

ついには去年の冬、主将ただ1人だけの野球部となったそうだ



それでも彼は、同校の先生とただ1人だけでも練習を続けた

たった1人で、9人による野球をやり続けた



今年の予選に何とか出場したいと、

春から元部員や他部活動部員に助っ人を頼み込み、

そして、今大会に出場を果たす



結果とともに記されていた、

記事の中の『選手らに屈辱はなかった』という言葉に感銘



こういう人を、俺は『カッコイイ』のだと思う



彼が『その過程』で得たものは、

多分優勝より色々な事を学べたのではないか

奇麗事だと言う人もいるだろうが、俺はその奇麗事の方が好きだ



彼の歩んだ『部活動』というものに、やや嫉妬を覚えるとともに、

『お疲れ様』と言ってあげたい気分になった



【ココで一句】

何事も 結果は結果 それ以上では無し



普通だったら、この状況になったら廃部だろうに

それを存続し続けた学校側の理解にも感心



久し振りに、良い記事を読んだ気分だわ



さて、頑張りますか

負けてらんねーっつーの



御粗末です

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