2003年04月10日(木) 重心をおとして




さて、いよいよ大学4年生として活動開始を迎える

思えば、ホントに短い大学生活だった

年寄り染みた事を言えば、入学したのがつい昨日の事のようにすら思える

イヤ、ホントの話だ



大学にやっとの思いで合格した直後、二年先行く友人達と飲んだ

皆、口々に、「羨ましい」「アッという間だ」と繰り返していた

今ならその気持ちが分かる

きっと当時の俺と同じ立場の人間に出会ったら、俺も同じ事を言うだろう



『充実していた』と言うにはやや語弊があるように思える

『気付くと一日が終わっている』、まさにそんな3年間だった



今日のバイト中、1年生の時に知り合った女の子と久々に顔を合わす

一瞬、それが誰なのか分からず、随分失礼な態度を取ってしまった

19歳から22歳へ、女性の変化は時に恐ろしくさえ思えるものだ

子供っぽさを微塵にも感じさせないその知人の変化に、

『果たして自分も変わる事が出来たのか?』と自問の淵へと誘われる







今年一年、実に長い一年となりそうだ

やらなければならない事が、諸手に余るほど湧いて出た






卒業単位を揃える事

自分の甘さを知りつつ、なおも自分を追い詰めていった己の業


「自分の事となると途端に無欲になる」


つい先日、俺に向けられた友人の言葉

現状の俺に対する優しいフォローなのだろう

実際は『無欲』ではなく『甘え』なのだから

何とも情けない話だ


「出向先は例の場所に決まったよ、来年からはまた一緒だな」


俺の志望する進路と、彼の就職先が偶然にも同じ都市となった

小学校から顔を合わし、中学、高校と共に同じ道を歩んだ

そして大学で別れ、卒業後、また合流

何と縁深いものだろうか



独りスタート地点で二の足を踏んだ

この大学で席を並べ過ごす友人達も、決して同じスタート地点ではない


『俺のスタート地点は、俺だけのスタート地点だ』


この日記の題名はここに由来する、『孤軍奮闘』




追いつく為には二段飛ばしで進むのみ

一度の失敗が何だか自分をダメにするような気さえする

追い詰めて・・・追い詰めて・・・、そして打開する

心構えは『背水の陣』



そして今年中に進路を決める大きなテストを三度勝ち残らなければならない

全てはその先へと進む為

今がどんなに困難であろうとも、その先の為に

頭上に掲げる毛書の言葉は『臥薪嘗胆』



そこに『不撓不屈』を加え、あえて棘の道を闊歩する

今年一年、そんな年にしたい、イヤ、しなければ



こんな時、

「あと一息だから」というその言葉が心地良い



ココで一句



万事にて 決して折らせぬ 正中の槍



さて、どこで息抜きをしたら良いのやら?



御粗末です

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