どうも、今日の分のテストも終わり

明日のテスト勉強をしなければならないリョーです





たまには姉の事でも…



俺、３つ上の姉がおります



外見では全く似ておらず

二人で一緒に居ると、

「彼女ですか？」とまず言われる

『イエ、兄弟です』と告げると、次には

「あら、妹さん？」と言われる

三つ下の弟より更に下に見られる…そんな外見をしています

ただ、姉に言わせると「リョーが顔濃いから年上に見られるのよ」らしい

ネーさん、あなたが童顔なだけだと思いますよ？



結構仲が良く、同じ時期に実家に帰っていれば、

二人でどっか出かけたりもします



と言っても、今のような仲になったのは姉が大学に進学した以降の事

いつも一緒にいるとウザいが、離れると仲が良い…ってやつですね



実のところ、姉が一人暮らしする以前の姉との思い出って殆どない

同じ家に居ても、殆ど関わらなかったんですよ

ってか、顔を合わせればケンカばかりしてましたね



小さい頃の姉のイメージとしては、

悪知恵が働き、そして鬼のように猫かぶりでワガママ



当時、姉が何かをやらかすと、その全ての責任をなすりつけられた



例えばこんな事があった…

姉は小学校の給食の「コッペパン」が嫌いだった

あの何も付いていないパサパサ感が嫌いだったのだろう


姉はその残してきたコッペパンを家に持ち帰り机の中に貯めた

貯めて…貯めて…貯めて、貯めきれなくなったパンをゴミ箱に捨てた

なんだか、クラスによくいた「カビパン男」みたいな女だな


そして、それが母親に見つかる

母親はシツケにはうるさい方だったのではないだろうか

決してこういう事を許したりはしない


「どっちなの！パンをゴミ箱に捨てたのは！」


母親に怒られる姉と俺


「名乗り出ないなら、二人ともご飯抜き！」


何が何だか分からない俺

母親が行ったあと、そんな俺に姉はこう囁く


「二人でやったって事にしよ？そうじゃないとご飯食べられないよ？」


幼い俺、姉に諭されるままに母親に名乗り出る


『僕とオネェちゃんとでやりました』

「二人で？ホントにそうなの？」と母親

「ううん、ホントはね、リョーがやったの

　リョー一人が夕ご飯抜きだとかわいそうだと思って…」



汚なっ！



そう…、今になって考えてみれば、姉はこういう奴だった

ああ、幼い頃の俺、まだまだ純粋だったんだなぁ



こんな事もあった…



両親共働きのウチでは、曜日によって夜９頃まで姉弟二人だけの時もあった

そんなある時、確か、テレビのチャンネルの事で争っていたと思う

リモコン争奪戦（取っ組み合い）を制した俺（小学校低学年）

鼬の最後っ屁のように姉はそんな俺にクッションを投げつける

それがたまたまリビングのサイドボードの棚のガラス戸に当たり、

ガラス戸は大破



今度は責任の擦り付け合いへと発展

そうこうしている内に親が帰宅する

姉、そのタイミングを見計らって蹲る、俺、ワケ分からず


「ちょっとどうしたの？」と母親

サイドボードのガラスが割れている事に気付く


「リョーがクッション投げつけてきて割れちゃったの！」

と泣きながら母親に告げる姉



その後、俺がこっぴどく叱られたのは言うまでもない

そして親がいないところでの姉の一言

「ば〜か」



…姉さん



こういう奴だった、こういう奴だったんです、ウチの姉は

また人前では天真爛漫パワーを発揮するもんだから大抵の言い分は押し通す

幼い頃の俺、姉には勝てなかった



…と、まぁ、かなり傍若無人ぶりを実家では見せてくれていたんですがね

今ではさすがにこんな事はないっスよ

俺が大学に来てからは、ちょくちょく電話もしてくるようになった


「６年も付き合った彼氏と別れちゃった…」

しらねーよ

「ちょっと、ネットであそことあそこの企業の（省略）…調べてよ」

自分でやれよ

「今の彼氏が公務員試験受けるから、それについて調べておいて

　リョーの知り合いにいっぱいいるでしょ？そういう関係の人」

…ちょっとネェさん

「今日さ、会社の上司がスッゴイムカついて〜…」

・・・

「…ネェ？彼氏、浮気してるかも…」



そういう相談は友達としてくれ…



こんな姉ですがね、たった一人の姉弟ですから、大切に思ってますよ

例え、高３の冬、大学受験の為、姉のアパートに泊まりにいって、

次の日に入試だと言うのに彼氏との電話で喧嘩して俺の睡眠を妨げようが、

志望大学が受かったら一緒に住む事になっており、

その為の部屋を見に行って、自分の大学へは２０分、

俺の志望大学には１時間の部屋を決めてこようがね…、ハァ〜



ココで一句



兄弟で　苦労するのは　上ばかりではなく



昨日電話してきた姉

テスト期間中にわざわざ何かと思ったら、


「今日送ったよ！姉チョコ」



イヤ…、マジでいらないから



御粗末です