2002年12月18日(水) 人柄




今、飲み会から帰ってきたところです

まだ軽く酔ってま〜す!







今日の飲み会で、俺、再確認した

俺は、とても頑固で厳しい



後期に入ってからというもの、ウチの部活、参加者が少なかった

部員は全部で30名ちょっといるんですけど、

大体来る人数は10名満たず

“部活”と呼ぶには憚られるような状態でした



だからと言って、その来ないメンバーが幽霊ってワケでもない

全く来ないわけではないんですが、あまりにもマチマチ



で、先日から書いている通り、今回の忘年会で世代交代をした



俺の中で、

『こんな状態のまま、後輩にバトンを渡すのはいかがなものか?』

そんな考えがあったんです

なので、稽古をサボりがちな女の子に対して

ナゼ、最近稽古に来ないのか問い質した



理由を聞くに、

「バイトがあるから」

「他にも興味があることがあるから」

「途中から参加はイヤだから」

「レポがあるから」



そうだねぇ、まぁ、色々やらなくちゃならない事はあるよねぇ

『部活だけ』『部活を最優先』、そんなワケにはいかない

そういう事は分かるんです、俺だってそうだわ



だけど、それを理由におざなりにしていないか?

部活、それも空手ですから、はっきり言って個人競技

自分さえ強くなれば良いんです、究極的には

でも、それでも、ここは部活

そんな『来たい時に来れば良い』的な事をそうそう許していたら

部活として成り立たない



俺、それを説明する



『バイトがあるのも分かるけど、この曜日に部活があるのは

 入部した時から分かっていた事でしょ?

 ずらすなり何なり出来たはずじゃない?

 バイトをするなとは言わないが、両立できるよう工夫して欲しい』



『空手以外に興味がある事を悪いと言っているんじゃない

 ただ空手もやりたいと言っているワリには、稽古に参加していない

 それで飲み会とかにだけ参加するのは調子がよくないか?

 言っている事と行動が矛盾してないかい?

 ウチは飲みサークルじゃないんだから、そういう事がしたいなら

 他のサークルにでも入ってくれ』



『空手の稽古はあくまで継続していかないとダメなんだ

 途中参加でも、稽古する事に意義があるんだよ?

 何より部活なんだから、取るに足らない理由で、

 ほいほいと休んでもらっては困るんだわ

 それは稽古を休んで良い理由にはならなくない?』



『レポートがあるからって、一日中家に篭っているわけではないでしょ?

 たかだか2時間程度の稽古に参加したからって、

 レポが終わらないとは思えない

 ホントに切羽詰った時なら仕方が無いけど、
 
 そうでない時には参加できるでしょ?』



これからは、キミ達が部活を運営していくんだ

そのキミ達が部活をおざなりにしていれば、

後輩たちだってそうなっていく

“責任ある立場”であることを認識して欲しい

…と、そういう事が言いたかったんですよ



結果、そのコを泣かしてしまった

はぁ〜…、いかんねぇ、自分では厳しく言っているつもり無いんだけど、

厳しかったんだろうなぁ

ああ…、女性の涙は好かんのですよ







帰り道、4年生の女先輩とその事を話す



『俺はやる気の無い者に教えるつもりも、引き止めるつもりも無い

 そうやって甘やかすから今の状態になったんじゃないか?』



…俺は元々道場出身です

道場では勿論、先輩達が色々教えてくれた

自分たちの稽古の時間を割いて、ね?

俺もそれは分かっていたので、

なるべく教えてもらうのではなく“盗む”ようにしていた

だからかな?

基礎練習もせずに『足が上がらない』やら『体が硬いから無理』などと

言っている後輩に時間を割こう何て思えないんです

努力もしないような奴等を相手にする気にはならないんです



「やる気が無いわけじゃないんだよ、きっと

 でも自分で面白みを見出せないからサボりがちになるんだよ

 そういうところを『教える気が無い』って言って補ってあげなければ、

 何も変わらないんじゃない?

 私はやりたいと言っているなら、教えたいかなぁ」



女性先輩はこう言う



『あ〜、確かになぁ…』

俺は、自分の言っている事が間違っているとは思っていないんですけど

でも、歩み寄り方はもっと考えるべきだと思った

ってか、すごくお互いの人柄が出ている意見同士だわ



俺は、『自分で努力して、自分で見出せ』ってタイプ

彼女は、「興味を持てるよう道を示していく」タイプ



ちなみに、

俺は法学部の人間

彼女は教育学部の人間



面白いねぇ、お互い、何て適した道を歩んでいるんだろうか…

まぁ、その道を歩んだからこそ、そういう人柄なのかもしれないけど



俺、再確認

『甘えるな、自分で何とかしようと努力しろ』

そう強いるタイプだったんだな、自分は

また基準を俺においていた…、何て浅はかなのだろう

カテキョとか向かない訳だ



「そうズバッて悪いものは悪いと言うところが

 あんたの良い所でもあるんだけどね?

 そういう人間も必要だよ」



こう彼女は言う



そうだねぇ、そのお陰でいつも悪役だけどね

でも、この性格は直りそうにないわぁ

ただ、『言うべきところ』を見定める事は必要だわ



コレは以前、ミスドにも言われた

「それが先輩の優しいところですよね?

 そうやって言ってくれる人はナカナカいないもん」



でも、この女先輩には

「主将の方が(俺とは違って)何も言わないから良いですよ」

と言っていたそうだ

なんだ、俺は煽てられていただけか?



ああ、色々考えさせられる飲み会だった

とりあえず、また少し自分の直す所が見つかって良かった

ただ、泣かしてしまった女の子の事がやや後悔

すまない事をした



ここで一句



歩み寄り その仕方如何が 事変える



優しさがたらねーなぁ、俺は…



御粗末です

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