2002年11月26日(火) 見とれていたい




午前6時前くらいに寝て

起きたら午後8時過ぎ

気付いたら一日が終わっていました(何じゃコリャ!)



まだ明けぬ空から、日が沈みきった空へ…

俺は時の旅人(僕等は〜旅人〜、時の〜旅人〜)



ってか、14時間も寝るなよ、俺の身体

授業と部活サボっちまったじゃねーか









今では空手道部副主将である俺

だけど、何を隠そう、一年生の8ヶ月間は

演劇部員だったりもする



何て言うか…、受験中、ふとね?

『大学受かったら、演劇部にはいろ〜』と思っていた

理由?…思いついたから、としか言えない



ちなみに、大学入学後、演劇部に入ったことを告げたら

周囲の連中はこぞって大爆笑

…そう、ボンもその一人



そんなに変なイメージがあるもんかねぇ?

なんせ、中・高って演劇部自体無かったから分からんがね



でも、深津絵里、あの人、演劇出身(だと思う、確か)

演劇出身の俳優さんは(言ってて矛盾を感じるが)、やはり上手いね

そこらのグラビア上がりの人間の演技とは雲泥の差!

三谷幸喜も元々劇作家

あの人の作る脚本、かなり好き

演劇部時代、何回か脚本を書いたが

あの人のはスゴイとしか言えないねぇ

一本の筋・役の個性・最後に一つにまとまる余談・お笑い要素

これらがしっかりまとまっている脚本を書くのってかなり難しい

プロは偉大だわ



で、話は戻って、うら若き20歳の俺

入部しに、演劇部の部室に入っていく



そして10分後…



『何じゃ、この世界はぁ!』



すごく“閉鎖的”な雰囲気をわずか10分で感じてしまった

なんて言うかなぁ…、他を寄せ付けない?孤立主義?

…ああ、天上天下唯我独尊って感じ?



まぁ、やると決めたらやるのがモットーな俺

行ってすぐ、他の部活の見学もせずに、入部を果たす



演劇部員の8ヶ月間は奇妙な体験だったがね



授業?部活が優先が当然

練習?毎日やるのが当然

遊ぶ?部員としか遊ばないのが当然

バイト?言語道断ですね



とにかく、部活が何よりも優先される

そして付き合う人間も部活内に制限される

まるで近世の“村”状態だがね



なぜ皆が大笑いしたのか、今なら少し分かる気がする

ああ、分かったよ、演劇世界でも

しょせん、大学とプロは別物さ



やはりね、そんな環境にいる人間はそれなりなのが多い

やたら跳ね回るブリブリ女の子

なぜか夏なのにスーツで登校する男

大学5年目にして単位20未満なヤツ

やたらアニソンに詳しいヤツ

その他諸々



一度やり始めた事は最後まで!がモットーな俺

だけど、さすがにこの環境は…

「バイトをやるなら、舞台には出さない」と言う部長命令を受け

その年末、即刻、退部しました






年は経ち、それから二年後(現在)

この間書いた授業、そうそう、教授が詐欺罪に問われているヤツね?

その授業に始めて参加する俺達



皆が皆、好き放題しているその授業の中、

俺は可愛い子探しで暇つぶし



そして、俺、発見

『オッ!あの子、ちょっと可愛くない?』

「ああ?リョー、好みおかしいかんねー、どれどれ?」

「おお!可愛いじゃん、横顔!正面から見てぇ!」



メールを打つ手を止め、男三人集合

一人がトイレを行く振りをして一度教室を出て、

暫く時をおき、その子の正面に回りこみ席に着く(作戦通り)

現代の恵みたる写メールで顔写真が送られてくる

(男二人)『カッワイ〜〜!!』



カメラ係合流後、回ってきた出席簿にて名前確認



『グエッ…』

「アン?どうしたー?」

『俺、知ってる、この子』

「マジ?合コンしようぜ!」

『エエけど、この子、彼氏いるぞ?それに演劇部の子だわ』



はい、終〜了〜!



ナゼだろうか…、さっきまでやたら可愛く見えていたその子の顔

次の瞬間には、何の興味も沸かない顔に変わっている

スゴイねぇ、イメージで見えてくるものが違ってくるもんなんだねぇ?



ココで一句



人間の 価値観なんて 感性次第



メッチャカワイ〜って思っていた次の瞬間には

ブリブリの憎たらしい顔に変わってんのさ?

今までそこにいたあの子はいずこへ…?って感じでした

こんな自分がある意味笑える

バカやわ〜、自分



御粗末です

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