同窓会の時
「あのコ、あんたのことが好きだったみたいよ」
って話しを日記に書きました
昨夜、そのコとひょんなことから電話する事に
友人の死去、通夜や葬式の時の花輪の関係で連絡回し
例によって、こういうダルイ仕事は回ってくる
同窓会当日前後辺りからそのコの携帯にかからなくってさ、
『オイオイ、コレ、着拒?フザけろっ!ってか、ナゼ?』
な〜んて思っていたから、どうせかからんだろうと思いつつ電話
意外にも、あっさり電話は繋がる
意表をつかれつつも、サクッと用件だけ伝えて切ろうと思っていたのだが
世間話に花が咲く
何で今の職に就いた?、とか
同窓会どうだった?、とか
お前さん、同窓会に来ないで彼氏に会ってたんだって?、とか
アンタも仕切り上手だね、ご苦労様〜、とか
そんな他愛も無い話しをベラベラと…
で、盛り上がりにノセられ
『俺の事好きだったんだって?全然きづかねーって』(デリカシーなし)
とついつい口を滑らせる
「ちょっとなんで知ってんの!」と、ギャーギャー騒いだ後、
何とは無く、その頃の話になる
ああ…色々あったわ、そう言えば
ホント、他人にはどうでもいい他愛のない事を二人で
『ああ!あったあった、そんな事!』と、話し続ける
俺がイジメにあっていた頃どうだったとか、
二回も同じクラスになるなんてサイテーとか、(最低って…お前さん)
バレー部(そのコ含む)対 俺達のバレー対決とか…
「何だかんだ言っても、結構色々からんでたんだよねぇ
英語とか私が教えてあげてたのに、いつの間にか抜かれちゃったしさ?
覚えてないでしょ?そんな事」
覚えてるよそれぐらい、失礼な
「調理実習で同じ班になった時あったでしょ?…」
お前ら女子が作ったコーンスープ、味が濃すぎて飲めなかったわぁ
「修学旅行の自由行動で偶然会った時さ…」
縁切り寺であったんだよなぁ、名前なんだったかな…
「3年の体育祭で、あんた、バトンゾーンから出て負けるし…」
お前こそ、よく覚えてるなぁ?
そのコがアレコレ思いつく思い出を話しているのを
ただ相槌打ちながら聞いていた俺
不意に涙腺の緩む気配がした
(俺の心の声)『ウオッ、何で涙が出る!』
なんかさ、その頃の事を思い出してさ、ふと思いました
『あ〜、もうあんな風に時を過ごすことってないんだなぁ〜』ってね
あの頃のあのメンバーで中学校生活を営む…もう二度とないんだな
勿論、今は今で楽しんでいるんですけどね
クラスメートとしての、そのコと俺
もうそういった関係は無いと思ったらなんか妙な気分になった…
“クラスメート”と“クラスメートだった”の差が
ことのほか大きいことに気付いてさ
もうあの頃のそのコも俺もいないんだなぁ〜って、ちょっと悲しくなった
“過去”は“楽しい時間”に塗り替えることが出来る分
一度ハマるとタチが悪い
実際は楽しかった事より何倍も嫌な事があったんだけどなぁ…
時間てヤツは、無情にもどんどん過ぎていくもので…
思い出は懐かしいけど、何だか痛いもので…
『ハァ〜』っと、ちょっとセンチになりました
さぁ、がんばんべや?それならそれで、今をもっと楽しみましょう!
ちょっと、今の中学生や高校生が羨ましくなったかな
ココで一句
現在も 10年後には セピア色
よくよく考えると、
中学校って空間はとんでもない空間だったんだなぁ
同じ年の男女があれだけ入り乱れてんなんて…
高校?…男子校です
大学?…横の繋がりは薄いでしょう?別物です
御粗末です
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