ッダァァーー!!
何でこう何度も何度も壁紙が消えんだっ、クソゥ!
もうダメッ!もうアッタマきたっ!
ボン、お願いします
でだ、
そう、俺の今日の日記、カブります
やってたねぇ、『リング』
新聞配達期、さんざん人を怖がらせてくれたわ、ホント
と言いつつも、実は俺、あまりホラーとか見ても怖がらない人
余裕っスねぇ、なんて言うか、
『ホラーってアクション?』ってな感じっスか?
アクション、大好きなんです、元から(筋道の無いのは嫌い)
それにこういう時に限り、俺、超現実主義
『ああ?いるわけねーべや?バッカじゃ〜ん』って感じで見る
ソレもコレも、全ては『信じたら終わり』だからさ!
だってホントに居たらマジで怖い…ってか、チビる
だから幽霊やらお化けはいっさい信じないんです
幼少期、甘えん坊だった俺
そりゃあもう怖がりさぁ?
なんせ『キョンシー』で夜一人で眠れなくなったほどさ!
毎晩親のベットに入らせてもらっていた…
小学校1・2年の頃だったかな?
今見ると、何ともお粗末なことで…
小学校5年生の時
ヤンチャどもが集まり、『コレは怖いっ!』って言うホラーを
ある友人宅で見た
その映画、知っている人は知っている『バタリアン』
昔あった『オバタリアン』の語源になったとかならなかったとか…
そう…その映画、その当時の俺、マジビビり
観た後の2ヶ月間、夜が来る度にビビり入れてた
殆どノイローゼ状態
小学5年生…11歳ですよ?男の子ですよ?
でもダメだったんです…
一昨年見たら、いかにも機械仕掛けのドクロが笑ってた…
技術が乏しかったのね
その当時からクラスで1・2番に体がでかかった俺
勿論ヤンチャなガキです、そんな姿はクラスの連中には見せられない
だけど怖いものは怖い…
だけど見せられない…
だけど本当に怖いんだって!
…男、リョー、11歳の葛藤です
とにかくその頃はホラーはダメッ!
のクセに、怖い物見たさで見ちゃうんだわな?
で、怖がってんの、バカだ
正味、このままじゃイカンと言う事であみ出したのが
『信じねーよっ、んなモン!』
今でもその痕跡残る、男、リョー、23歳
まっ、そのお陰で今では全然平気なんだけどさ
『お化け屋敷』?オイシイじゃん!女の子と入るとさぁ!
『ホラー映画』?サイコーじゃん!女の子と見るとさぁ!
『心霊スポット』?ドライブスポットの間違いだろ?
今ではこんなんな俺…良かったのだろうか…?
そんな俺がどうして『リング』は怖いと思うか…そこだ
実はですねぇ、流行っていました、『リング』、その当時
もう何処行ってもソレ系のアトラクションがあるくらい
19歳の俺、その当時の彼女と台場に行く
暗くなるまでの時間をジョイポリで過ごしていたんです
そこには、ハイ、あります、『貞子の部屋』なるものが…
まぁ、歩行型のお化け屋敷、だと思って下さい
その頃には全然オッケーだった俺
嫌がる?彼女を無理矢理連れ込む
内装はお決まりのあの暗い感じでさ?
別に特に際立ったものではなかった
淡々と進む俺、目をつぶって引っ付いてくる彼女
ゴールも間近…そんな時、
ガタンッ!と壁が倒れてきて、そこには“貞子”が乗っかっていた
驚く俺、ギャーギャー騒ぐ彼女、うつ伏せ貞子
(俺)「ウオッ!人形かいっ!出口間近って定番過ぎる…
よくあるよねー…、怖いじゃなくて驚愕っしょ?コレじゃあ…」
(彼女)「心臓に悪いよぉ…早くいこっ?」
うつ伏せ貞子を通り過ぎ、そそくさと先へ進む俺達
そこ、真っ直ぐな道、6・7メートルくらい歩いた頃だったかな?
軽く心拍数が上昇の俺、出口へ急ぐ彼女、うつ伏せ貞子…?
……ダダダダダダダダダッ!!!
アレッ?後ろから音が?…そう思っていた時、
「キャーッ!!!」
「リョー君!後ろ!キャーッ!!」
と言って、俺をおいて逃げ出す彼女、呆然の俺
そして振り返る…
「どわぁっ!!!」
うつ伏せ貞子
いつの間にか立ち上がり
裾をまくり上げ
ダッシュ!ってか突撃!!
人形だと思っていたのは、実は人間(きっとバイトだろう)だったらしく
俺の目の前まで走ってきて止まる
あまりに突飛な事に逃げ出せず構えを取ってしまう俺
イヤァ…急な事に直面すると構える習性がね?
構えちゃうんですよ、身近な武道家に試してみ?
ってか、さ…?
…這って来いよ、貞子なら
ダッシュはねーべや?
とにもかくにも、その“ダッシュ貞子”の印象が強くてねぇ
今でも『リング』見るとその光景を思い出す
な?怖いだろ?
ここで一句
怖いのは 幽霊じゃない やはり人
今思い出すと、笑えるわー
貞子がダッシュって…
ってか、あの前髪であの暗い中ダッシュできる事がスゴイ
御粗末です
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