2002年09月13日(金) that's an entertainment




9月11日

PM22:35

















Jolly pasta 某店 

従業員室



















「で、それからなんだって?」



「なんて言うかさぁ…楽しみにしていた映画を

  いざ見てみたら、かなり期待を裏切られたって感じかな?」



「意味分からないんだけどー!分かりやすく言ってよ」



「…久しぶりにウチに来たんですよ、そのコがね?」



「ウン、で?」



「来たんはいいんだけどさぁ、前に言っていたんですよ

   『嫌な人とは夜会いたくないから昼間に会う』ってさ?

   で、昼間に来たんですよ、そのコ

   今までは、夜ばかりだったのに…」



「そんなのたまたまだよー、気にする事ないんじゃん?

   で、何していたの?ウチに二人きりでさ?」



「延々とくっちゃべってたよ、旅行の土産話とかさ」



「へぇ〜、手ぇ出さなかったん?」



「ハァー?」

   「何で昼間っから手ぇ出さなきゃならんのよ?」



青姦とか好きそうだもんねぇ?

   やっぱり室内じゃダメなワケ?」



「ハッ?殺すよ?」

   「俺は盛り立った犬かってーの!」

   「…それでさ、来たっていってもすぐに『バイト行かなきゃ!』って

    そそくさと帰っていったしさぁ

    一緒にいる時も、何だか気を遣って話しを合わせてるっぽかったし

    そんなんで殆ど盛り上がらずですよ、久し振りだってぇのにさ」 



「バイトだったのだってたまたまだよ、気にする事じゃないってぇ」



「たまたまだとは俺も思うんだけどさ…

   それでも何だか…こう…いつもと違う雰囲気だったんだわ

   よそよそしいって言うか何て言うか…」



「フ〜ン…別に大した事じゃないってー」

  「じゃあさ、夜会ってる時は何していたの?二人きりで」



「それもまたくっちゃべってるかな?」



「なにそれー?夜わざわざ会って、喋りに来てるワケ?

   それこそ昼間来ればいいじゃーん!」



「バイト終わってから来てるからだよ、それは。

   バイト先からドーナッツ持って来てくれてたの!」



「で、手ぇ出したんでしょ?」



「いいえ」



女「不健全だねー」



「…なんでだよ?」



「夜来て、どれくらい一緒にいるの?」



「ほぼまでいるかな?」



「朝まで喋ってるの!?健全って言うか若いねー



「イヤ、泊まっていく事もあるさー

   俺も徹夜はキツイさねぇ、年とったもんだわ」



「ナニ、じゃあ、どこで寝ているのさ?」



「同じベット」



「エェッ!同じベットで寝てるワケ?
  
   だってベットそんなに大きくないでしょ?くっついて寝てるの?」



「まぁ、そうやね」



「そんなん、絶対オッケーだよー

   手ぇ出すでしょ、フツー

   むしろ手ぇ出さない事の方がビックリだわ!」



「ウソッ!イヤ、だってなんかあるんですよ、手ぇ出せない雰囲気が!

   いるじゃない?そういうのに疎いコってさぁ…いるよね?



「そんなのどんなに疎いコだって嫌な人とは一緒に寝ないって!

   手ぇ出すべきだったね、待ってたよ向こうだって



「アレ…?ひょっとして俺ってバカ?」



「まぁ、次回は逃さずに頑張るんだね」



「次回…次回なんてね〜よぉ〜

   最近、めっきり会わなくなってたし

   夜来ていたのだって、7月半ばあたりくらいまでだもんよ」



「それはテストが忙しかったからでしょ?」



「確かにテストだったけど、8月だって一回も顔あわせなかったし」



「それだって忙しかっただけじゃないのー?」



「忙しくたってメールくらい寄こすでしょ?

   その頃にはもう殆ど向こうからメールなんて来なくなってたし…

   以前はほぼ毎日のようにきていたんだぜ?

   今ではこっちからメールしなければ来ることないよぉ」



「それはそんなに気にする事じゃないと思うけどねぇ

   出せば返ってくるんでしょ?平気だよー

   それか…あまりに手ぇ出さないんで見限られたかもね?



「なんじゃそりゃー!」

  

アッハッハッハッ(爆)似合わない事してるからだよー」



人聞きの悪い事言わないでくれ、って言うかそんなんじゃないから」



「へー、だって経験豊富そうだよ?

   キステクとか持ってんじゃないの〜?」



「オーウッ!任せとけっ!とっておきなのがあるっスよ!

   こう相手の顔を見下ろすかたちでな、着かず離れずで…」



「へぇ〜、今度相手になってよ?」



「ハイ、死んで下さい。

 って言うか、彼氏にバラすぞ?」




冗談よ〜、って言うかウチのはもうダメダメ!

   いっつも私リードだもん」



「まぁ、年上だもんね、そっちの方が」



年なんか関係無くない?って言うか、君とタメのなのにこの差はナニ?」

  「まぁそれは良いとして、だったらそのテクでおとせば良いじゃん?」



「何て淫らな話をしているんだ、俺たちは…

   そんな機会はもう無さそうっスよ、実際」



「メールで遊びにおいでよ、とか言えば良いじゃん?

   返事は返ってくるんでしょ?」



「そうは言っても夜中遊びに来いって下心丸出しじゃん」



「いいじゃん、別に

   それにそういう雰囲気にはならないんでしょ?

   そのドーナッツのお礼とか何とか言って店のケーキでも上げたら?」



「ああ、そうだねぇ、そういやいつも貰いっ放しだもんなぁ」



「そうだよ、お礼しなくちゃ

   それにまずは行動!考えてたって何も変わらないって!」



「……よしっ!そうしよ!…明後日な!



なんで!今日、行動しなさいよ」



「今日はバイト前に会ってたしさ、またこいっつーのもなんだし…」



「そんな事言っているから、タイミング逃してんじゃないの?

   今頃好きな人が出来ちゃってるかもしれないよー?」



「そう言う事、サラッと言わないでくれる?」



君の為に言ってんじゃないの、それにそんな事言っていると

   結局何もしないで終わっちゃうもんじゃん?」



「明後日やるって!俺は有言実行なの!」


  
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そんなこんなで勢い任せでアポ取り完了


















作戦名称:下心丸出し芋づる作戦


















9月14日(土)

AM1:00 決行予定



















そして、その結果!


















寝過ごした!!


















自己嫌悪と失意の中、メールでひたすら謝る俺を笑って下さい








ココで一句



ひたすらに 我が人生 コメディー化



作ってんじゃないの〜っとか疑っているアナタ!



イヤイヤそんなことは無い、すべて



実話



です



むしろ、作り話であったならどんなに救われる事だろうか…



御粗末


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