2002年05月07日(火) |
ある日常の風景(医療現場の側面) |
ゴールデンウィークをすべてバイトに捧げた俺
今日から、ナゾの3日間連休です(バイトがね)
なんか、忙しい時だけ〜って感じでヤナもんさ
って言うより、この若い時の時間を労働に従事する事に
使ってしまっていいのだろうか・・・?
ああ、温泉に行きたい
俺らの実家の良い所は、温泉地まですぐ行ける事だよな〜
皆さん、救急車って乗ったことある?
俺、あります、それも自分が病気になって
1年の時にさ、秋頃だったかな?
夜中・・・って言うか朝の5時くらいに
急に息が出来なくなったんですよ!
最初は「タバコの吸いすぎかなぁ〜」とか
あまり気にしていなかったんですがね
「寝て起きたら治ってる」と変な確信を
持ってベットに横になったら
いよいよかなり深刻な状況に陥ってしまった
息は吸えるんですよ、だけどどんなに吸っても息苦しいんです
とりあえず、車持っている奴にTELった!
平日、それも朝5時・・・誰も出てくれりゃあしない
それでもネバって6時くらいまで方々に
かけまくったんだけどダメだった
(俺の心の焦り)「ヤバイ、俺、死ぬかも!
まだまだやりたい事あんのに・・・」
友達にTELってる時から頭をかすめていた事がかなりリアルに
救急車か・・・?
ヤッパリ、なるべくなら乗りたくないじゃんね?
野次馬とか色々ウザそうだし・・・
まっ、実際はそんな事言っていられるような状況じゃなくなってね
呼びました
だが、ココからが、ホントの苦労だった、今思えば・・・
自分ではどうにもならないと確信し、119にTEL
(オッサン)「ハイ,119です、どうしましたぁ?」
(俺)「救急車お願いします。息が出来なくて・・・」
(オッサン)「ハイ,では状況を詳しくお願いします」
(俺の心の疑問)「いや、そんな悠長な事
言っている場合じゃないんだけど
早く来てくれ・・・」
(俺)「1時間くらい前に、急に息苦しくなって、呼吸が上手くいかないんです」
(オッサン)「病気になっているのはキミなの?」
(俺)「ハイ」
(オッサン)「ナニ?お酒でも飲んでいたのかい?」
(俺の心の叫び)「いいから、早く来てっ!」
(俺)「イイエ、何もしていなくて、急にです」
(オッサン)「そうかい・・・じゃあ、とりあえず救急車出すから
住所言えるかい?」
(俺)「〜〜〜〜〜です」
(オッサン)「えっと・・・〜〜〜だね?」
(俺)「イエ、〜〜〜〜です」
(オッサン)「ハッ?〜〜〜〜?」
(俺)「〜〜〜〜です!」
町名の聞き間違いの問答を少々・・・
(俺の内心)「イヤ、マジでヤバイって!
早く来てくれい」
(オッサン)「ああ、〜〜〜ね。じゃあ、名前をいって」
(俺)「アマダです」
(オッサン)「ヤマダさんね」
(俺)「アマダです!」
(オッサン)「ハマダさん?」
(俺)「アマダです」
(俺の心の覚悟)呪うぞ、 オッサン!
(オッサン)「じゃあ、大体15分くらいで救急車行くんで
外で待っていてくれるかい?」
(俺の内心)「・・・嘘だろ?」
(俺)「ハイ」
TEL終了。ココまでで大体10分くらい
ホントに15分くらいして例のサイレンが聞こえてきた
外に出る俺
俺を通り過ぎていく救急車
(ああ、ドップラー効果が・・・)
(俺の内心)「ナニ、コレ?イジメ?」
その頃住んでいたアパート、入り口が二つあり、
もう一方のほうに止まる救急車
俺、移動(こっちの入り口だって言ってたじゃんかよ〜)
(救急車の人)「キミがアマダさん?」
(俺)「ハイ」
(救急車の人)「じゃあ、とりあえず乗って」
コレで生き延びたと安心しながら乗り込む俺
救急車の人、俺に色々取り付ける
救急車、走り出す気配なし・・・
(救急車の人)「じゃあ、コレに記入して」
(俺)「はい!?」
病状やら住所やら記入する紙を渡された俺
苦しみながら書き終える
救急車、まだ停車・・・
(救急車の人)「じゃあ、色々検査するんで」
(俺の内心)「What's?」
指にワニ口を噛まされ、体には変な吸盤をつけられる
(あと、血圧も計った気がする)
・・・って言うかね、それまでに付けられていた機器は
なんだったの?と思った
(今思うと、結構冷静だった俺)
(救急車の人)「う〜ん、じゃあ、コレ、見てくれる?」
変なストップウォッチみたいのを見せられる俺
(救急車の人)「血中酸素濃度が出ているんだけど、
普通の人はコレが100前後なんだよ
キミのは87だから普通じゃないね」
(俺の心の叫び)「普通じゃないってあなた・・・」
救急車、まだ動かず・・・
このあと、血圧がどうだ、酸素マスクは必要か云々で
結局救急車に乗ってから15分ほど経った
救急車、発進!
小学校の避難訓練で来た消防士のオジサンが言っていた
「消防車は約5分で現場に着きます
皆さんは7分で避難できたので、
コレだとちょっと間に合ってませんね」
フ〜ン、救急車は違うんだぁ
っつーか、死ぬだろ、
こんな事していたら
早朝、けたたましくサイレンを鳴らしながら走る救急車
俺は「連れて行かれるのは、
ヤッパリ一番近い病院なんだろう」と
疑わなかった
着いた先、「県立病院」(家から20分ほど)
救急車で20分ですよ?(普通なら30分かかるくらい?)
ウチの近くには原付で5分の所に緊急外来を備えている
大きな病院があるんです(卵の病院)!
もちろん、ナゼか聞きましたよっ!
こっちとら切羽詰ってるもんよ!
(救急車の人)「時間帯によって、救急車が行く病院は
決まっているんだよ」
・・・人一人の命より、病院の都合なんですね
ハハッ・・・せちがれえ世の中だにゃ
病院に着いた後は、簡単な診察を受け、
急性アル中みたいな人が収容されているような所で
酸素マスクと点滴を5時間・・・
で、血を抜かれて帰らされました
何だったのだろうか・・・この日は・・・
え?結局病名はだって?
原因不明っス!
(俺の心の呟き)「・・・ケッ!ヤブめ」
ココで一句
救急車? 鈍救車の 間違いだろ?
タクシーのほうが早いぞ、間違い無く
おっそまっつで〜す
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