2002年04月22日(月) |
それはある日常の出来事・・・ |
高校出てからと言うもの、
色々な人間と会う機会があったじゃんね?
中には想像を絶するようなヤツとか
ウチのお店には、もう一人、看護婦の卵がいるんです
27歳のオネーさんです、ハイ
どんな人かと言うと・・・
また出た!天然
どう天然か・・・て言うのは難しいんだけど
ココである定義をおいてみましょう
『まるで見当違いな答えを出す』
この人の場合、真面目なんですよ
よほど演技力があって、俺たちが騙されていない限り
卵の“ボケ”はジャンル的に「世間知らず」
この人の場合は「真面目・疑わず」なんでしょー
俺は昨日書いた通り、仕事に関しては真面目です
それこそ融通がきかないくらい
なので俺の名前には「鬼の〜」が付いています
大体新人が入ってきたらホールの事に関しては
俺が教えています
そんな中、この人がいざ仕事参加という時に
ウチのバイトの誰かが仕込んだんですよ
「あの人は鬼だから気をつけろ!怖いぞ!!」
もちろん、ジョーダンです(多分な)
冗談なんです、誰が聞いても
信じやがった!
バイト開始、俺、教える
(俺)「じゃあ、俺に着いてきて覚えていってください・・・」
(その人)「・・・・・・」
(俺)「コレはああで、アレはこう・・・」
(その人)「・・・・・・・・」
ふと気付くとずっとうつむいているその人
(俺)「どうかしたんですか?」
(その人)「・・・・・・いえ・・・・・・」
2・3時間後、まだうつむいたままのその人
(俺)「・・・・どうかしたんですか?」
(その人)「あのぉ!今日、午前中に
来た時に教えてもらったんですがぁ・・・」
(俺)「え?何を?」
(その人)「リョーさんて怖い人だから気をつけろって
怒らせたら殴られるよぉって
そうなんですかぁ?」
・・・なワケないじゃん
(更にその人)「リョーさんて鬼なんですよねっ?
いるんですよね、怖い人って・・・」
(俺)・・・まって
ちょっとまって!
待って下さい!!
(俺の叫び)「ああ、なるほど、それでずっとうつむいて
何も喋らなかったんだ
怒らせて殴られるなんてヤダもんねー・・・」
なあ、みんな?普通、信じないだろ?ここまでしないだろ?
もう一度言いましょう
その人は
27歳、看護婦の卵
27歳です、俺達の4つ上!
どうやって生きてきたんだろうね?
言うまでもなく、この後、俺の苦悩の日々が続いた・・・
何をどう教えても怖がっちゃって会話がなりたたない
そんな苦悩をバイトの仲間に話した
皆、爆笑
もちろん、卵もそこにおり
(卵)「ウケるんやけど、リョーさん!
ホントにそんなん信じる人おるん?
リョーさん、大変やな?ガンバレッ、リョーさん!
天然に負けたらあかん」
(そこに居た人々)フッ・・・君が言うなよ
結局、その誤解は解けずに2・3回ほどバイトをし
元々キッチン志望だったその人はキッチンへと消えていった
俺、もう、教える、ヤダ
ほんの数週間前の話です
今では、仲良くやっています
どうやって?
その人がキッチンに入った頃、
ナイトだったんで人手が足りなく
俺がピッツァ作りを教えたんですよ
そしたらその人、目を輝かせて言いました
(その人)「リョーさんて、キッチンもできるんですねー!
世の中には、何でも出来る人って居ますよねぇ!」
それ以来、「怖い人」から「仕事の出来る人」に・・・
そんな俺に、後輩が一言
(後輩)「最初に怖いイメージを持っていると、
後でいい人だって分かった時
その感情が何倍にもなるんだそうですよ?
テレビでやってました」
へぇー・・・そうなんだ・・・
とりあえず、俺にはもうイッパイイッパイ
その人、まだまだ色々事件を起こしています
機会があったら書きますんで、
ここで一句
天然の 看護婦さんの 注射イヤ
御粗末様・・・
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