大判小判ではないが - 2007年10月13日(土) 元我が家のりんご畑の発掘現場だが、あれからというもの、 貴重な遺物がざっくざくと出ている。建物の柱の跡も 監督の予想通り見事に出土した。今のところ3棟分。 柱の跡はまだ発掘対象になっていないりんご畑の方へも 続いているようだ。 様々な器の破片も出ていて、中国製の器もあったりする。 現在の"made in China"と違い、その当時の中国製といえば もちろん高級輸入食器。それはここの殿様の地位の高さを 示すものだという。 僕の父は小さい頃、誤って割ってしまった数個の茶碗を この辺りにこっそり埋めたらしいが、それもしっかり 発掘された(笑)。やはり専門家はそれを当然のように 識別し、数十年ぶりに日の目を見た器は丁重に処分された。 貴重な遺物がある程度出土されたということで、今日は 一般を対象にした”発掘調査現地見学会”。僕は都合により 参加はできなかったが、たくさんの人たちが集まったらしい。 僕はとりあえず見学会の資料をもらった。 資料には想像図が載っている。ここにこんな建物があり、 殿様たちが住んでいたなんて不思議な気分だ。 星空を見上げて広大な宇宙に意識を解き放つのも楽しいが、 当時と同じ場所に立ち、遥か遠い昔を想像してみる というのも楽しいものだ。 ...
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