大きな試練 - 2007年06月26日(火) 下の娘・彩衣は1歳3ヶ月。よくしゃべるようになり (何を言っているかは分からないが)、最高の笑顔を見せる。 そんな彩衣だが、生後1ヶ月の検診時に見つかった疾患がある。 ”心室中隔欠損症”といって、心臓の右心室と左心室の間の壁に 穴が開いている。全身に流れるべき血液の一部が漏れ、肺動脈に 流れ込んでいる。それにより肺動脈の血圧は通常の2倍の値に なっているらしい。 そのためか多少身体の発達が遅いが、普段の生活に障害がある わけでもなく、ちょっとした薬を常用するのと、風邪を引かない ように気をつける(肺に負担がかかるので)以外は普通の生活が できる。 彩衣は元気で血色も良く、主治医も「とても心疾患を抱えている ようには見えない」と言うぐらいだ。 そんなに珍しい疾患でもないらしく、「自分もそうだった」とか 「同僚がそうだったらしい」とかいう話を周りで聞いたりする。 自然に治る事も少なくはなく、彩衣の場合は40%の確率で 自然治癒する可能性があると言われた。 その可能性にかけて通院すること1年。残念ながらその穴が 塞がる事も小さくなる事もなかった。 残された治療法は手術。物理的に心臓の穴をふさいでしまう。 放っておくと肺動脈にどんどん負担がかかってくるので、やるなら 早いほうがいいという。時期を逃すとその手術もできなくなる。 一度手術をしてしまえば完治するし、やらなければ恐らく一生 この疾患と付き合うことになる。 選択肢はない。 7月末、仙台の病院で手術することに決まった。今日はそのための 手続きや詳しい説明を聞くために仙台に来た。 手術自体は難しいものではないそうだが、場所が場所なだけに 不安は大きい。だって胸を切り開いて心臓を止めてそれを切って… うう、父ちゃんそんなの見てられない! とにかく、手術をすれば良くなるんだ。今はそれだけを考えよう。 ...
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