双子? - 2006年03月25日(土) 朝起きると嫁さんの陣痛がいよいよ本格的になっている ようなので病院へ。 今回は里帰りではなく、こっちで産む事にしている。 僕は特に留守にする用事もないので、その瞬間に立ち会える 予定(分娩室までは入らないけど)。 病院に着き診察。どうやらこの分だと今日中どころか 明るいうちに産まれるかもしれないとの事。おお、そうか。 いよいよだな。ちょっとドキドキしてきたぞ。 昼も近くなり、嫁さんもまだ多少余裕があるようなので 今のうちに、と結衣と二人で弁当を買いにコンビニへ。 「もう少しで赤ちゃんが生まれるよ。そうしたら結衣は お姉ちゃんになるんだよ」「ふ〜ん」 多分まだ意味は分かってないだろうな。 病院に戻ってみると、嫁さんの姿が見当たらない。 トイレかなと思い病室で待ってみたが、なかなか戻らない。 思い余って看護婦さんに聞いてみた。 「今モニターを付けてるところなので20分ぐらい かかりますよ」 モニターって、赤ちゃんの心音を聞くあれか? ここの病院はこんなに早い段階で付けるんだ、と思いながら 弁当を食べて待つ事に。 が、やっぱり戻って来ない。もう一回看護婦さんに 聞いてみようかなーと思っていると、病室に放送が。 「坂本さんのご家族の方、分娩室の前までお越しください」 …分娩室??? まだ昼過ぎたばっかりなんだけど、もうすぐ生まれるって事? まさかなあと思いながら分娩室前へ。 しばらく待ってもやはり音沙汰なし。結衣もだんだん 飽きてきたようで病院内をうろうろし始めている。 再び看護婦さんに確認してみると、 「今、分娩台でがんばってるところですよ」と。 え〜やっぱりそうなの?一気にドキドキしてきた。 ナースセンターから廊下まで鳴り響いている小刻みな 心音の主はやっぱりペンギンだったのか。もう少しだ、 二人ともがんばれ! すっかり飽きてしまってあっち行こうこっち行こう、と 僕の手を引っぱる結衣を何とかなだめて待っていると、 何だか分娩室の中が騒がしくなってきた。 そして、「おめでとうございまーす!2時ちょうどでーす」と いう声が中から聞こえた。その後から小さいながらも元気な 産声が…。 生まれた!! 20分程待っただろうか、扉が開いた。 「坂本さん、おめでとうございます。元気な女の子です。 どうぞ、中に入ってください」 えっ、入っていいの? 嫁さんはまだ分娩台の上だが意外と元気そうだ。 本当にお疲れ様! そして我が家の次女とご対面。・・・結衣とそっくりだ。 ということは僕にそっくりという事か。若干髪の毛が 多いかな。 注目の姉妹のご対面。 赤ちゃんだよ、お母さんのお腹から出てきたんだよ、と言って 結衣を近づけようとするが、彼女は近づくどころか その小さな”物体”を直視しようともしない。 僕の陰に隠れてチラチラと見るぐらい。 確かに、体をきれいに洗ってはいるものの、ついさっき 生まれたばっかりだ。かわいい赤ちゃんというイメージとは ちょっと違う。それ以前に結衣にはこの状況が理解できる 訳がない。 出産ご苦労様という事で、看護婦さん(助産婦さん?)が アイスクリームを持ってきてくれた。疲れきって食べる気力も ない人が多いらしいが、嫁さんは分娩台の上で結衣と半分づつ (ほとんど結衣か)食べれるほど元気だ。 予定より2日早い出産。「もしかしたら明るいうち」どころか あっという間の午後2時ジャスト。 後で聞いてみると、結衣が生まれた時と似ているのは 顔だけではなかった。身長は全く同じ。体重はなんと 2グラムしか(髪の毛の分か?)違わなかった。 2歳8ヶ月違う双子(なんだそりゃ)か?? とにかくこれからよろしく。父ちゃんはますますがんばるから お姉ちゃんと仲良くしてね。 ...
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