まっとの日記...まっと

 

 

ラパス到着 - 2004年09月07日(火)

ついにボリビア・ラパス空港に到着。成田から25時間。
今回はメンバーそれぞれが最低限で最大限の楽器を持ち込んだ
こともあり、なかでも僕は初めての海外旅行ということも
あり、ここまでは大変な道のりだった。スタッフ、サポーター
含め総勢16人。しかしドラムフルセットにジャンベまでを
持ち込んだ元ちゃんはエライと思う。

現地時間午前5時過ぎ、ラパス空港を出ると外の芝生は霜で
真っ白になっている。遠くにはアンデスの山々が見え、
昇ったばかりの朝日によって神秘的な風景を描き出している。

早速ホテルにチェックインし朝食をとり、少しの間横になる。
若手メンバー3人でどこかで昼食をとろうと約束をしていた
ので昼ごろ目を覚ますと、ちょっと頭痛が。とりあえず外へ
出てにぎやかなラパス中心街と思える辺りをぶらぶらする。
が、頭痛はどんどんひどくなり、胃もムカムカしてきた。
「午前中も歩き回っていた」という妙に元気な元ちゃんに
誘われるまま、屋台村のようなところを突き進む。車を気に
せずガンガン道路を横断していく彼はすっかり現地人に
見える。しかし屋台村の揚げ物の匂いがますます吐き気を
誘う。
結局無難なバーガーキング(こっちでは高級レストランの
部類に入るらしい)に入ったが、僕はさすがに食べる気力が
なく、テイクアウトにして一人ホテルに戻った。

横になっても体調は変わらず。3,650mと世界一標高の高い首都
ラパス。これが噂の高山病か。前もって薬を飲んでいたが
効き目はなかったようだ。瀬木さんに連絡を取ると、すぐに
薬と酸素ボンベを持って来てくれた。その酸素を少しの間
吸っていると、今までのが何だったのかと思うぐらいに
たちまち回復。やっぱり酸素は大事なんだな。
その後食欲も少し戻り、冷めたハンバーガーをむさぼり食う。

夜、TV生出演。日本でいうとNEWS23のような番組かな。
サウンドチェックの時間にスタジオに入ると、ほとんど準備が
できていない。ほほう、これがボリビアか。でもTV生演奏
なんだけど間に合うのか?と心配していると、そのスタジオの
中で突然番組が始まってしまった。日本人スタッフ、メンバー
の間に緊張が走る。そこで現地スタッフから通達が。「この後
CMが入るのでその間にサウンドチェックお願いします」
え?CMって1分半とかじゃないの…?
こうなると逆に楽しくなってくる。
日本人スタッフのすばらしい働きもあり、ベースアンプも
モニターさえもない(!?)というシンプルなシステムの
せいもあり、CMの間にサウンドチェックを無事(無理やり)
終えてさあ本番。自分の音はほとんど聞こえないが、ドラムの
生音を聞いてリズムを合わせていればいいや(というかそう
するしかない)と開き直って演奏。なーんとか本番終了。

楽器を片付けていると「う…すげー頭いてえ」と元ちゃん。
ふっふっふ、君にもやっとボリビアの洗礼がやってきた
ようだな。僕もまだまだ油断はできないぞ。


...




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