KENの日記
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2019年04月06日(土) 国交副大臣辞任「忖度発言」

「安倍・麻生連絡橋」プロジェクトに関連して「忖度」発言で非難の声を浴びていた「塚田国土交通副大臣」が副大臣職を辞任しました。塚田氏は参議院新潟選挙区選出で北九州・下関とは全く関係ありませんが、「自民党幹部」への忖度ではなく実際に「北九州・下関」の実情を知っていればもう少し説得力ある冗談も言えたのではないかと思います。

今回話題になった「下関」と「北九州」を結ぶ道路は、現在高速道路が走る関門大橋と関門海峡大橋の近くの海底下を走る関門トンネルの国道2号線の二本があります。この両者とも関門海峡が一番狭くなっている場所(源平合戦がおこなっわれた場所)を通過しています。JR下関駅はその場所より更に3Km程西になります。現在の関門大橋・トンネルともに「本州」と「九州」を結ぶ意味合いが強く、「下関と小倉を結ぶ」地元の人達の利便性を考えたものとはなっていません。

下関駅の西側(本州の西の端)には彦島があります。平家が最後に陣取った場所として、また武蔵・小次郎の決闘の「巌流島」がある島として有名です。現在は「安倍・麻生連絡橋」がありませんから、彦島は正しく本州の西端の「雪隠詰め」のような場所となっています。しかし彦島まで行くと対岸の九州側は「小倉」に近いのです。連絡橋を建設して小倉駅西側の都市高速と繋げると、関門大橋を通過する山陽道高速道路の代替路線を確保できることとなり、本州と九州のパイプは非常に頑健なものとなります。私は「安倍・麻生連絡橋」は検討に値するプロジェクトだと思います。




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