KENの日記
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2018年10月27日(土) トルコに脚光

10月2日トルコイスランブールのサウジアラビア総領事館でサウジアラビアのジャーナリストの「ジャマル・カショギ氏」が殺害されました。トルコ政府はあたかも事前にこの事件発生を予想していたかのように、サウジアラビア人犯行グループの動静や、会話録音データ等の証拠を確保し、折り合いの悪いサウジアラビアの国際的な評判を危うくするような揺さ振りをかけています。

一方23日にはシリアの反政府組織に拘束され「人質」となっていた安田純平さんが解放されトルコ領内に戻りました。この人質事件解決にむけてはカタール政府の役割が大きかったようですが、シリア隣国のトルコ政府の役割も大きかったようです。安倍首相は両国の国名をあげて感謝の意を表明していました。

中東は、大きくアラビア半島、アナトリア半島(トルコ)、イラン台地(イラン)に分類できます。アラビア半島はアラブ人、アナトリア半島はトルコ人、イランはペルシャ人の社会となります。現在トルコの動向に目が離せません。トルコはイラン(ペルシャ)との良好な関係を維持してアラブ人社会に対抗しようとしているようです。勿論これに宗教がからみ、米・欧・ロシアの国際戦略が絡み、世界の原油生産拠点として中東の重要性が絡みますが、それを考えると頭がパンクします。




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