KENの日記
 < 過去  INDEX  未来 >

2017年06月16日(金) 弓の毛替え

「弓の毛」の修理に行ってきました。今週初めに練習していたところ突然弓の先の毛を止めていた「楔」が飛んで毛が外れてしまったのでした。纏まっていた毛先も解けて毛がバラバラになってしまいました。その少し前に毛の一本が切れてそれを抜いたところ、毛を纏めていた場所が緩んでしまったのかもしれないと考えています。

まずは現在の毛に替えてもらった後楽園の「文京楽器」に行ってみました。文京楽器は依然勤めていた会社に近く丸ノ内線後楽園からすぐです。昨日電話して3時にアポをとって行ってみました。私としては「外れてしまった毛」を再利用しようと考えていました。文京楽器の職人さんは弓箱を開けるなり「これは酷い。毛を取り換えるしか方法はありません」と宣告されました。半ば予想はしていたのですが、もう一軒位楽器屋さんに相談してみようと文京楽器での修理は諦めました。

新宿と渋谷に店舗のある「クロサワバイオリン」がお茶の水にあることを思いだし、後楽園から御茶ノ水まで歩くことにしました。今日の天気予報は「突然雷雨の可能性あり」とのことでしたが幸い雨に合うことはありませんでした。しかし大変暑かったです。「お茶の水クロサワ楽器」でも「毛替えしか方法がない」という回答は同じでした。しかし修理の方は「毛を再利用したい」という私の考えが難しいことを丁寧に説明してくれました。弓先の穴にしっかり毛を固定するためには余裕をもって毛を束ねて穴に埋めながら余分な長さを切り取るのだそうです。

複数の修理人の意見を聞いたので「毛替え」しか方法がないと諦め「クロサワ」で毛替えをしてもらいました。幸いその日空いているようだったので「1時間」ほどの時間で修理してもらいました。その間、久しぶりの御茶ノ水なで「神田神保町」で古本を物色し、ニコライ堂を外から見て時間を潰しました。ニコライ堂周辺には再開発高層ビルが林立して、玉ねぎドームはビルの谷間に埋まっていました。弓を受けとってから丸ノ内線御茶ノ水から池袋経由で自宅に帰りました。武蔵浦和駅では夕立が降った気配がありましたが濡れることはありませんでした。




Ken [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加