今日のSOSのリハーサルは、クリスマスコンサートに向けて「ウイリアムテル序曲」とベートーベン合唱幻想曲でした。
ウイリアムテル序曲は短いですが大変難しい曲です。昔フジテレビの「俺たちひょうきん族」のオープニングテーマで毎週流されていて、1stバイオリンの見事な演奏に関心したものでした。さいたまの家にあるCDはカラヤン・ベルリンフィルのものですが、すばらしさは「ひょうきん族」の方が上でした。
今日コンサートマスターの「アーナンダ」さんが引っ張っていたので「さま」になってきました。課題は「木管」。おいしいソロがたくさんあるのに、今一つ安定感がありません。最初の5人のチェロソロはまだ本格的にさわっていません。今回の指揮者のアジットさん(クラリネット担当)は、師匠デュッシーに任せているみたいです。
後半で弦楽器で合奏する「騎馬隊のテーマ」(だろうと思います)はとてもかっこいいところです。バイオリンの人達は鳴り易い弦なのでとても気持ちよさそうです。しかし今日急にボーイングが変更されて対応できませんでした。
後半は合奏幻想曲。途中からピアノを入れて練習しました。これに合唱が加わるのですが、せまいレディスカレッジの舞台に全員乗るのかしら。アジットさんに大丈夫か聞いたのですが「わからない」と言っていました。中途半端な規模の合唱ではバランスがとれないでしょうから。
この曲は交響曲第9の下敷きになった曲です。曲の構成とか和音とか楽器の組み合わせは結構第9ににています。ピアノが難しい部分を引き受けているので、オーケストラは楽なのです。ベートーベンはひょっとして「あまりうまくないオーケストラ」用にピアノ伴奏付の迫力ある曲をプレゼントしたのかもしれません。合唱が入ってどうなるのか楽しみです。
ピアノは前回コンサートとコンミスを勤めたラーマヤさんです。彼女のピアノは客席で何回も聞いています。安定したテクニックと綺麗な音をもつスリランカを代表するピアニストのひとりです。今日ステージの上のごく近いところで聞きましたが、近くで聞いてもいい音がしています。合唱幻想曲のチェロパートはそれほど大変ではないので、本番はしっかりピアノを聞こうと思っています。
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