つい読みたくなるタイトルなんて思いつかない


2003年02月07日(金)  だから死ねない

何かの理由で、生死の境を彷徨っている時に、

「今僕が死んだら、結婚の約束をしたアイツはどうなるんだよ!」とか

「今オレが死んだら、愛するカミさんと子供が路頭に迷うじゃないか!」とか

死ぬに死に切れない理由が有ったとしたら、人はなんとかして生きようと

するわけで、そういう精神的なものが現実の生き死ににも多分に影響する

のだと思うのです。

でも僕の場合、そんな彼女も嫁も子供もいないし、自分がいなくなったら

どうしようもなくなる仕事を持っているわけでもないし、生死の境を彷徨

ったとしても、生きなきゃいけない!という強い意志をもちにくいのです。


そこで、僕は考えたのです。

どうしても”死ねない”という意志が持てる様な状態を作らないといけない

のではないのかと。生きなければいけないワケを持たないといけないのでは

と。



・・・こうして、強い信念のうちに出来上がった現状が、部屋を汚くすること

だったのです。

もし僕が何かの事件に巻き込まれて死んだりなんかして、何年か経ってTV

の取材なんかが来て、うちの親が「あの子の部屋は、あの子が死んだときの

ままにしているんですよ。なんだかふらっと戻ってくるような気がして。」

なんてなったときに、あんなものやらこんなものが散らかり放題になっている

部屋を全国のTVを見ている人に晒すなんてとてもできない!と。

生きて、部屋をキレイにしてからじゃないと死ぬに死ねないと。


























・・・だから部屋が汚いってのは、やっぱムリ?




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