あまりに暇だったので昼寝をした。
3時間ほど寝て夕方起きたら枕がよだれでびっしょりに。
枕に顔をうずめて寝ていたため顔中もよだれまみれだった。
そういえば、高校生のときAという悪友がいた。
奴はある授業のとき、ついつい爆睡してしまい起きた時には
机に大きなよだれの池を作っていた。
当然のように周りからエンガチョ呼ばわりされるA。
それに対してAは「よだれぐらいでそんなに騒ぐなよ」と無関心を
装っていたが、やっぱり気になったようだった。
そして、次の日Aはタオルを学校に持参してきた。
「これを机に敷いてな、その上に顔を横に置く。どうや?これで
よだれが出てもタオルが吸収するやろ?完璧なよだれ対策やで。」
小さな声でしかし自信満々に僕に教えてくれるA。
「完璧な対策なんか?」と僕。
「ああ、昨日イロイロ考えてこれに行き着いたわ」とA。
「そうか・・・」
「おう。」
・・・って根本的に授業中ちゃんと起きてろよ。
十年ほど前のなつかしい思い出。
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