またまた合コン話が舞い込んできまして・・・。
うーん、でも、なんだか合コンで知り合って、そして付き合うとか、
あんまり僕の理想じゃないんですよね。
どんなのが理想かというと・・・
こう、本屋で僕が一冊の本を取ろうとすると、同時に手を伸ばしてきた子が
いて、ふっと横を見ると、その子もこっちを向いて一瞬見つめ合う。
・・・そして、二人ともあわてて手を引っ込める。
「あ、ど、どうぞ・・・。」
「い、いえあなたが先だから。」
「いや、キミが先だよ。どうぞ。」
「でも・・・。」
「僕はまた別の店で探しますから。」
「・・・でも、この本在庫どこにもないと思いますよ。」
「うーん・・・そうですよね。すでに廃刊になっているから。。」
「・・・だったら、わたし読み終わったらあなたに貸します。
コピーしてもいいし・・・。」
「あ・・・そう?うん、そうだな。そうしてもらえたらありがたいです。」
「ええ、だったら連絡先教えていただけますか?ケイタイかなにか。」
「うん。分かりました。えーっと、じゃあケイタイの番号言います。
090−***・・・。」
「はい、分かりました。読み終わった連絡しますから。」
「うん、あ、一応あなたの方の連絡先も教えていただけますか?」
「ええ、090−****・・・です。」
「分かりました・・・。」
・・・後日、彼女から連絡は入り、僕らは駅前の喫茶店で会うことになる。
そうして、僕と彼女の時間は始まったんだ・・・・・・みたいな。
・・・ええ、今時中学生でもそんな非現実的な出会いなんか想像しないこと
は分かってますとも。。。
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