ゼロの視点
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昼下がりに、マルセイユから数日間の予定で、パリに上京中の友人STと、マレ地区のカフェでどうでもいい話にハナを咲かせていた時のことだった。突然、激しいクラクションの音がしたと思ったら、そのお次はすごいブレーキ音。
なんだ、なんだ?、と音のするほうをみると、ブレーキを踏み込んでいるものの余力で進んでしまうスクーターの姿が・・・・。そして、そのスクーターは交差点に進入してきたクルマの右脇に一直線に突入していった。そして、スクーターがクルマの激突した瞬間、スクーターの運転手が、体操の技のムーンサルト状態で、スクーターから吹っ飛び、あっという間にクルマのむこう側に消えていった・・・・・・・・・・・・。
あまりにも突然のことだったので、スクーターとクルマのどちらが悪いのか?、などということはまったくわからず。とにかく、目の前でスクーターの運転手がふっとんでいったこと事態の衝撃が強すぎた。私や友人STをはじめ、カフェにいた人たちは、皆、ただボー然と事故車両の方向をみつめていた。
しばらくしてから、それでも吹っ飛んでいったスクーターの運転手がどうなったのかが気になったので、友人STと交代で(荷物番)、野次馬をしてみると、派手な事故だったわりにスクーターの運転手は、無事でちゃんと立ち上がって、警官と一緒に実況見分していた。ああ、よかった・・・・。
さて、この日家に帰ると、夫もすごい事故を目撃してたことがわかった。それも我が家の前の通りにて・・・・・・。こちらの事故のほうは、徒歩の人間をクルマが吹っ飛ばしたようで、道路の真ん中で倒れていた被害者は、血まみれでピクリとも動かなかったそうだ・・・・・・・。
奇しくも同じ日に夫婦揃って、それぞれ違う場所で事故を目撃するとは、なんとも不思議なこと。事故に注意せよ、というメッセージなのだとうけとめて、あらためて気をつけて生活しなくては・・・・、と思った次第である。
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