圧巻である。昨日からはじまった「極上の月夜」という番組の中で、 中国舞踊団が踊った「千手観音」だ。CG合成かと見まがうような、 一糸乱れぬその踊る姿は、本当に観音さまのようで、 見ていて涙が出てきた。21人の男女からなるこの舞踊団の人達は なんと全員聴覚障害者。もちろんBGMや声など聞こえないわけで、 太鼓の振動・呼吸・指示を出す人の合図で動いているのだと言う。 中国人だからできる、神業だ。あの人たちの集中力は半端ではありません。 子供の頃から、厳しい練習に耐え1日十数時間の練習はあたりまえ。 そんな中国の人たちの一端を、私は太極拳を通して知っている。 日本人にはとうてい適わない領域だ。 だから、見ている私たちはただ、ただ感動するしかないのだと思う。 2008年、北京オリンピックで披露される予定だという。 本物をこの目で、見てみたいものである。
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