藤井ゆかりの日記

2006年10月17日(火) 神業

圧巻である。昨日からはじまった「極上の月夜」という番組の中で、
中国舞踊団が踊った「千手観音」だ。CG合成かと見まがうような、
一糸乱れぬその踊る姿は、本当に観音さまのようで、
見ていて涙が出てきた。21人の男女からなるこの舞踊団の人達は
なんと全員聴覚障害者。もちろんBGMや声など聞こえないわけで、
太鼓の振動・呼吸・指示を出す人の合図で動いているのだと言う。
中国人だからできる、神業だ。あの人たちの集中力は半端ではありません。
子供の頃から、厳しい練習に耐え1日十数時間の練習はあたりまえ。
そんな中国の人たちの一端を、私は太極拳を通して知っている。
日本人にはとうてい適わない領域だ。
だから、見ている私たちはただ、ただ感動するしかないのだと思う。
2008年、北京オリンピックで披露される予定だという。
本物をこの目で、見てみたいものである。




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