ハニワ在ル...はにわーる

 

 

考える場外ホームラン。 - 2003年12月03日(水)

こないだCD買ったついでに、
近田春夫氏の『考えるヒット4〜その意味は』の文庫を買った。

大体ワタクシ初代『考えるヒット』は
文庫化する前に買ったクチ。
文春の連載とは知らず、立ち読みで
ソフトカバーの書籍を買った。
…今より学生時代のほうが金持ってたんじゃ(汗

しかし、続きモノをちゃんとチェックして
揃えられないヒトなので、ひさびさの再会。

いや、ホントにオモシロイ。

角度方面を問わず分析好きのワシにゃ、
理解に困る例え話を羅列されるより
こうして明快に分析される方がウレシイ。


で今日は、勢いに乗って
『考えるヒット2』『同3』の文庫を買いホクホクで帰宅。

ヤバいなー。
ワシが通勤読書に向いてないのは、
行きはともかく、帰りは続きが気になって
帰り着くなり全部読んじゃうからなのだ。


…っはっは、案の定(泣笑


それでもって。

近田氏がマシンガンズを激賞する
珍しい音楽評論家であることは遠く聞いていた。
でも、いくらなんでも松たか子の評論の最後に
「四十八年生きてきて本気で本気で日本で一番すごい音楽家」
(マシンガンズを評して)はないだろー(爆

もう、それだけで凄い嬉しかったのである。
なんつったって、マシンガーなのを
ひた隠しにして生きてるもんだからさー(涙


しかし、いよいよマシンガンズが
俎に上がってる頁を読んだら、さらに
感動してちょっと泣きそうになってしまった。

いくらワシが音楽泣き上戸だからって、
考えるヒットで泣くこたぁねーだろーよ、と
近田氏だって言うだろうけど。

でも、いつだって
本質を見抜けない似通ったボキャブラリーと
やみくもに温度だけが高い口調で語り殺されるか、
そうでなければ、語られることすらなく
謂れのない謗りを受けたりしているおっさんらが。

本人たちすら気づいていないような
バンドの持てる本質的な強みの理由を
ちゃんと外側から分析されているのだから、
そしてそれがちゃんと的を得ているのだから、
ちょっとくらい感動したっていいじゃないか…!

ここに文章を抜き出したりはしないけど、
読んでるアナタがマシンガーならお勧めです。
「熱い」とか「必死」とか「バカ」とか言われてないのに、
そこにはそんな言葉よりももっともっと的確に
マシンガンズの姿が浮かび上がるんだな。


『ハニワ在ル』は氏の文章のような
そんな音楽日記にしたかったんだよな。
無意識だけど、きっとそうだわ。

また、がんばります。
バリバリ書くでぇーゴルァー(笑


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