ハニワ在ル...はにわーる

 

 

Hibrid-Rock Returns!!! - 2003年10月31日(金)

FENCE OF DEFENCE『再会そして再開』追加公演@原宿アストロホール。

へ、平均年齢が高い…
普段行ってるライヴでは、周りより若いなんて
めったに思わないワシだが、今日はさすがにワシが若い。
そして聞こえる会話の語調が微妙にオタ臭い(滝汗

まーそれはそれ、今日は初のF.O.D.で。
しかも4年ぶりの活動再開ライヴの追加公演。
SEが入ればワシも14歳に戻るのだ(何年前かは聞くな…滝汗)

ちょっと老けたけどもとより歳のほどもなく、
お変わりなきメンバの皆様。

いやー2曲目にいきなりセイラが来てどビックリ。
やるとは思ってたけど、やるんだねぇ(笑
しかもそこからMIDNIGHT FLOWERの懐かしい攻撃!

いつも見てるライヴと違い、客席からは人差し指が上がる。
ちなみに斜め前にいるお姉さんは
ずっと片方の肩を前後に動かしてリズムを取る
ウツ風の踊り方だ…!

それにしてものっけから「会いたかったぜ〜!!!」とカマしたマットシに
マシンガンズの「こんなMCは嘘臭い」ネタを思い出して失笑してしまった。不覚。



弾きながら煽り気味に客席を見たりするとこが
10年前当時TVで観てたそのまんまのマットシ。

おっきな目をかっ開いて客席を見回したり
温泉でふやけたみたいな微妙な表情で(失礼!)
悦に入ったりする健ちゃん。
グレーに赤のパイピング、胸の真ん中に赤い星の入った
ノースリを着ていたのだがコレがかわいかった!
…後日だが友人曰く「ドロンパ?」(爆


そして音は打ち込みありでも活きまくってるのに
表情はあくまで一定のクールな亘さん。
ステージ観てるだけで凄く楽しい。


いや、思ったよりずっと「3人だけ」の演奏が多かった。
しかしシーケンスが鳴っててもそうじゃなくても
音の厚みが全然変わらないんだよね。
ホント、3人の演奏が引っ張られてるんじゃなくて
3人が取り入れてるっていう感じで。

そして本日のキワメツケは「3人だけ」のインスト、
クロスロード・パズル!!!
ドラムの傍に集まって3人で顔を見合わせながら
始めるトコなんか凄いそれだけでグっときてしまった(笑
キメとかリフとかキメとかリフとかキメとかー!!!←好きらしい

…ソロもカッコいい健ちゃんのギターだが、
実はかなり軽やかなキメとかリフとかキメとかリフとかに
魅かれちゃってたりするのだ。うう…素敵。

それに今日は新曲がカッコよくてよかった。
昔の曲だけ聴きに来るのはやっぱり寂しいもん。

MCはなんとなくアットホーム。
一連のライヴ関係が今日で終わりなので、健ちゃんが
「今日は呑むぞー!!」と高らかに宣言したりとか。
亘さんは「僕達も歳取ったけど、キミたちも…」って(苦笑
「音楽は若者だけのもんじゃない」ってのは納得でしたが。

そんななかでマットシが
「このまま解散するかもと思ったけど、復活できました。」
解散しなくてよかったね!
って言ってるのを聞いたら冗談でもちょっとじんとしましたな。
アルバム作ってね。楽しみにしておりますよ。

…やー、いいライヴでしたい。
と思っていたところにアンコールでいきなりHIGH TIME。
うわーーーーーっ!←ホントに声が出た
これも派手な曲じゃないけどイイんだよねー。
リフとかリフとか(以下略

いやー、もう終わってもボーゼン(笑



しかし。
プログレって言うとELPとかYESとか、
新しくはDREAM THEATERとかっていうけどさ。

ワタシはフェンスってLate80's〜90’Sの
プログレだったと思うのだよ。
実際そういう評価もあったし。
変拍子もオオゲサな展開もそれほどないけど、
本来のProgressiveって意味ではさ。

フェンスの活躍した当時って、
生演奏で勝負するか打ち込み中心でで完璧に構築するか
どっちかの音楽が多かった気がする。
技術力の高い生演奏にあえて打ち込みをがっちり組み込んだ、
そういう意味ではフェンスが唯一均衡の取れた
HibridなProgressive Rockを生み出してたと思うよ。
ベースもドラムも正式メンバーなのに打ち込みバッチリ、って珍しいよなー

当時のインタビューで
「シーケンスが止まったらダメなヤツも多いけど、
ウチは3人だけでも演奏できる。雰囲気は多少古くなるけど(笑」
みたいなメンバーのコメント見て、
『あー、こういう人たちがあえて打ち込みを使うってのは凄いな』
と思ったものだった。

こないだのエディトリオもそうだけど、
アナログな演奏技術ってのはデジタルの中にあっても
際立ちこそすれ決して埋もれないものなんだ。

こんなバンドがまた進化していくなんて楽しみ。
ホント、解散しなくてよかったよ!




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