ハニワ在ル...はにわーる

 

 

懐かしの音、懐かしの酒 - 2002年07月20日(土)

『日本の歌の源流から河口まで』という
レコードライヴに呼ばれて下北沢へ。

ライヴともまた違い、一心に音に耳を傾ける。
普段なかなかできないことだけに、貴重な夜。
お題は『はっぴいえんどVS憂歌団』で。
東がロックなら西はブルースやで…の
サブタイトルに感銘を受けながら。

ナビゲーターの田川先生は、
「はっぴいえんどと憂歌団両方好きな人は珍しい」
と仰っておられたが、そんな珍しい人を思い出した。

父である。

子どものころ、すでに築30年を越していた我が家では、
仏壇の観音扉のなかに…ステレオのアンプが収められていた。
食前食後、父が観音扉を開けて流す60〜70Sの曲に合わせて、
ワタシと弟は狭い六畳間をぐるぐるぐるぐる、
バターになるほど走り回りながら踊ったものだった。

とにかく流行した音楽は何でも好きな人であったので、
「風をあつめて」も、「大阪ビッグ・リバー・ブルース」も
同じようにその仏壇の中から流れていた。

レコード時代の暖かい音は、観音扉の向こう側。
ワタシの原点だ。

気になっていたトリビュートも何曲も聴けたし、
大好きだった大学時代の先輩がカバーしていた曲も
ひさしぶりに思い出したりと、とても嬉しいイベントだった。

そして、初体験の水なす!瑞々しくて甘くて、
生で…塩だけでとても美味い。野菜の恵みに感謝(笑)


さらにイベント終了後、
誘ってくれたトモダチと下北の呑み屋を開拓。
なんとそこには…「黒伊佐錦」が!

ここで会えると思わなかった青春の味。
ワタシの大学周辺で「島美人」と並んで
メジャーだった芋焼酎なのだ。
何度こいつを一升瓶ごと呷らされたことか…!
調子こいてロックでいただく。あいかわらず辛い(笑)

そして、日本酒、梅酒とおのおの飲み物は違うが
塩辛やししゃもなどなど、シヴ過ぎる(でも焼酎には合う)
つまみで談笑。

この日無事三十路を迎えられたであろう
某機関銃楽団サポーター、カメちゃん+海の日ということで
一応乾杯の音頭は「海亀祭りオメデトウ」!
関係ない話題で盛り上がりつつ(笑)

素敵な土曜日。夏はまだまだ楽しそうだ。






-



 

 

 

 

もくじ
 

文投げる