うずまきのつぶやき-あれから6年たったよ
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2004年01月07日(水) |
instructive とacademic |
某学習塾でお手伝いをするのも今日で最後。
で、今日は冬休みの総まとめテスト&入試プレテスト。
終わった教科からどんどん採点をしていくわけだが、 担当教科以外の採点はなかなか楽しい。
そーいえば「慣性の法則」ってならったよなぁ、とか あー、律令政治ね、とか 「リカちゃんあせってゲロ吐いた」(スミマセン…)だわぁ、とか、 むかーしむかしの記憶がよみがえってくる。
逆に、自分の担当教科の採点はつらい。 国語って記述式が多いんだもん。(作文などは本部で採点) 点数計算も複雑だし。
それから英語の採点。 読みにくい筆記体で書いてる子がけっこういるんだよなぁ。 しかも、日本語がへんな訳が多い。
英語の訳、直訳としてはオッケーなのかもしれないが、 「日本語」としては変だと思うようなものが続出。 うーむ。 ○にしていいのだろうか。 英語の責任者に聞いてみた。
「あー、そこまで見てると平均点が下がっちゃうのでマルにしてください。」
うむむ。そういう問題? たしかに教室間の点数競争もあるんけどさ。
なんだか釈然としなかったので、知人の英語教師に聞いたところ、
教育上の視点と学問上の視点では違う
といっていた。 中学の英語のテストでは baseballを「バスケット」や「バレーボール」じゃなく 「野球」と訳していれば○だし、 Shall we〜?は勧誘を表す日本語が書かれていればとにかく○ ということだった。
評価する点は何か、ということをあらかじめ絞っておく。
先日、養成講座で評価についてこう講義したばかりなのだが、 この英語の採点においてはそういうことなのだがっ、 知人の英語教師がいったことはまさにこのことなのだがっ、
実際にへんな日本語をみるとやはり考えてしまう…。
教育ってのは難しいのね。
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