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あにゃふんの初めてのおフロ♪
あにゃふん=あおいはただいま1歳半くらいのオンナノコ。 出逢ったのは去年の9月、あおいが2ヶ月位の時でした。 ガリガリに痩せてて、自分では動くのもままならないほどにお腹をすかせてうずくまっていました。 風邪をひいていたらしく、顔は鼻水と目やにでぐちゃぐちゃ。 大きさは片手に乗せて、手と足が指の間からはみ出すぐらい。めちゃ小さかった。 お世辞にも「可愛い」とは言えないチビスケでした。
そのとき、ウチの牛乳が切れてたのが運のつき、あおいは病院に預けられ、1ヶ月後に私の友達の「ゆかりかあたん」ちの娘となりました。(ちなみに私は「美月ままたん」)
ゆかりかあたんの作るご飯のおかげで弱かったお腹も丈夫になり、今では風邪もひかない強い子です。 が、新たな問題が先日発覚したのです。 あおいの体から黒くてちっちゃいモノが「ピーン!」と跳ねた・・・
「あにゃふん、自分の体で勝手にペットを飼っちゃいけません!」 と言って怒ったのは、ゆかりかあたん。 その日からかあたんはあおいの毛の間で暮らすペットを捕獲にかかりました。 でも、一向に減りません。 それを聞いた美月ままたんは、あおいをじゃぶじゃぶすることを思いつきました。 だけど、あおいはお水がキライ。 日頃からおフロ場に足を踏み入れようともしません。 かなりの抵抗を受けることを覚悟して、おフロに入れることを決めました。 水を掛けられることは必至。かあたんちで着替えを持参して臨みました。
第1回戦: 抱っこされるのもニガテなあおい。 なだめながら私が抱いて浴室に一歩足を踏み入れた瞬間、暴れて腕の中から抜け出し、足に爪を立てて部屋へと戻ってしまいました。
第2回戦: ゆかりかあたんが抱いて、直接浴槽(ホンの少しだけぬるめのお湯を入れてある)に入れようとかあたんの腕の中から浴槽へ足が入りそうになった途端、かあたんの背中に爪を立て、よじ登って部屋の隅に逃走。
ままたんもかあたんもあおいに完全に警戒されてしまいました。。。 手を伸ばすと振り払ったり、体をよけるだけでなく、「カァーッ!」と牙を剥き出しに威嚇されました。 これにカチンと来た私。 「どんなに牙むいてもねぇ、おフロには入らんといかんと! 怒って見せても一緒たいっ! カァーッ!!!(あおいのマネして威嚇のフリ)」 あおい相手に本気でけんかしてしまいました。
それを見ていたかあたんが思いつきました。 カゴに入れてフロ場へ連れて行ってしまおう、と。そしてさっさとドアを閉めてしまえばいい。そうすれば私たちが引っ掻かれずにすむだろう。 洗濯物入れの目の粗いカゴに、あおい拉致。 上にダンボールを乗せてフタ代わりに。そのままフロ場へ運ぶ私。ドアを閉めて、さて、どうやって出そう?
(これは非難を浴びるかも知れないけど)そのまま浴槽へ。 カゴにお湯が入ってくる。慌ててカゴから飛び出してくる。が、浴室内からはもう出られません。 「出して〜 ココやだ〜 出たい〜 いやだ〜」 とドアの隙間をカリカリ。 「あ〜にょん、きれいきれいしないとかゆかゆでしょ? は〜い、じゃぶじゃぶするよ〜。ちょっとイヤだけどがんばろうね〜」 と声を掛けながらしっぽの方からじわじわとお湯をかけた。 濡らしていくにしたがってあきらめたのか大人しくなった。不安げに鳴きながらだけど。 鳴くたびに「は〜い、大丈夫だよ〜」と話し掛けながらじゃぶじゃぶしゃかしゃか。 シャンプーをきれいに洗い流して、浴室の外で待機中のゆかりかあたんに「そろそろ出るよ」と言ってタオルを構えてスタンバってもらいました。ドアが開いた途端に猛ダッシュで逃げ出されそうだったから。予想通り、飛び出そうとしたあおいをかあたんが捕獲。ゴシゴシと拭いてもらいました。
私はやっぱりずぶ濡れ。着替えて、フキフキしてもらってるあおいに近づくと、逃げ出そうとします。予め用意しておいたおやつをあげて仲直り。 今日はまだ身構えてたけど、明日には忘れてるだろうな。 なんせ、美月ままたんのコだから。
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