だから猫が飼いたいのに・・

2007年10月24日(水) 本「本当はちがうんだ日記」


穂村弘著 集英社 2005年

この人の本は最初に「現実入門」を読んだのですが
なんでもないことを流さず、捉えて、返すというより
ひょろひょろ流すような感じで面白かった。
そしてこの本はもっと面白い。
負のポイント、苦いエスプレッソを飲む行動の理由、ラブレターの考察など
私もよくわかるんだけど、そこまでしないしないし、流しちゃってるな〜と
思うことを惜しげもなく、きちんと、いらないほどに書いちゃってる。

硝子人間だった頃のこと、何年も通ったフィットネスジムで友人が一人もできず、密かに
「修行僧」と呼ばれていたこと。
すごく理解できるので、泣けてきました。

短歌の集まり、詩人の集まりで人種がクッキリ違う話も
すごく面白いナ〜と思えました。
その前の、作家によってファンレターをくれる人の雰囲気も違うとかもね。
当たり前だろうけど、なかなかそういう話って聞けないので面白い。

感受性豊かで、自信なげな、怠惰な男性はみんなこんなじゃないかなと思うけど
実際は、ここまで自分のやってることを把握してないでしょうね。
ハチミツとパンの話などもいい例かも。やりそうだけど、実際はやらないのよね。
いや、男性はやってるのかもしれないけど。。

でも、楽しい読書なんだけど、時々出てくる恋人とのやりとり・・
キスしてたときとかそれ以上のこととか・・ちょっとねえ。
知りたくない・・てのが本音です。
結婚したらしいし、もうそういう話題はないといいなw

本当はちがうんだ日記


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