2002年04月16日(火) |
「阿川佐和子のお見合い放浪記」を読む |
今日はさんま御殿を見なくてはならないのに、今日届いた本を読み始めたら あっという間に時間が経っていたのでした。 この本はbookサイトのあなたにおすすめの本は?形式でひっかかったのだと思うのですけど それが出てきたときには多少ドッキリとした。 なぜなら自分もさんざんお見合いをしてきて、友人たちからもお見合いの話を聞いたりして他人ごとではないからです。 でもお見合い本(そんなジャンルがあるのか?)は読んだことなかったので、これが初見合い本。 阿川さんを私は良く知らないけど、1つだけ読んでいる小説とこの本で好感度は高いです。 私の想像していた「見合い本」はお見合いで起こった珍事件とかが網羅されていて「こんな男性はダメ!」とか書いてるのだと想像していたのですけど、この本は違っていました。(他のを今度探してみようっと) 彼女の成育状況から始まって男性観の変化や仕事観など織り交ぜながら、一人の女性がどう生きてきて、これからどうしていこうか等が堅苦しくなく、のほほんと書かれている。 そしてお見合いに対してかなり前向きによかった探しをしているのでこれからお見合いする人、大人にさしかかってる女性にはよい本だと思いました。 そして、お見合いを肯定的にかいてる所以外はおかれた境遇というか考え方が私と似ているんだと思うのですが、それなら彼女が先に歩んだ道はひょっとして私もいつか辿りつく道?と夢想してしまいました。 それはお見合いの果てに自分はお見合いに向いていないと悟ることや、結婚に対する根本的な考え方や生き方など漠然としたことなどです。
私は残念ながら阿川さんのようにお見合いを楽しめる状況ではありませんでした。 それは彼女が体験した見合いのように美味しそうなレストランとかでしたりしなかったし、別に相手の男性が何もかも仕切ってくれたわけでもなく、更に男性自身が私よりしっかりとした社会人だった試しもなかったからなのですけど、どちらかというと、庶民的なお食事とかお茶で済ませたし、仕事に情熱をもって生き生きした男性でもなかったなあ。私のほうがまだ仕事真剣にしていたような気がする男性が目立った。 そんなわけで20歳くらいの娘ッ子が「見合いしてみたい〜!美味しいものが食べられて、綺麗な洋服買ってもらえるしぃ」などというと必ず否定的な意見を述べてしまいました。 美味しいお食事も、好ましくない相手と食べると味が落ちたりすることがあると私は思ったから。 要するに阿川さんよりもずっとお見合い運すらもないのだった。 私の心が狭いのかもしれんが、でも私のお見合い体験談をすると大概の友人は爆笑するのでした。 それほど珍事件が発生しやすいデンジャラスゾーンだと思っていたのですけど阿川さんのように受け取る人もいるから人それぞれですね。 そうそう、既に結婚していて見合いしたこと無い人々は決して若い娘ッ子の真似して「お見合いしてみたかったな〜」などと寝とぼけたことは言わないように(笑)そんなセリフは子どもだから許されるのです。私からの親切な忠告です。
さて、私は結婚したくないかといえばそうでもないと思うのですけど、すっごくしたいわけでもないのでこんまんまずっと行きそうなそんな予感がしています。 阿川さんのようにバリバリ自立しているわけでもないので、多いに奮起しなくてはならないのですけど、その方法を今算段中です。 今日はお見合いはやっぱり向いていないのだとこの本を読んでわかっただけでも得したなあと思えるのでした。
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