言霊
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さあさあ、いくわよっ。 今年もガツーンと頑張っちゃうんだから!!
〜〜とまあ、ニッコリ笑って年明けです。
飲んだくれてない正月は、頭がスッキリしていいねっ(≧▽≦)
喪中なので年始の挨拶は省略しますが、ずーっとお休みしていた脳味噌を叩き起こしてみようかなってな具合に書き始めてみます。まあ、そろそろね。
なんだか年末は、家族について、人について、考えることが多かったように思います。 夫婦円満っていうけど、それって珍しい事だと言われて驚いたり。 仕事場ではどうしても子供と母親の関係について考えさせられることも多くて、その度に母親の抱える負担って尋常じゃねーよな?と確信するわけで。
子育ての途中で子供を絞め殺す母親がニュースでクローズアップされてみたりするけどさ。 それって、珍しいことでもないよね。 今までずーっと繰り返されてきた人類の悲劇。それがニュースで騒がれて「酷い話だ」「これが現代の母親だ」「嫌な時代だ」と盛り上げられてるだけなんじゃねーかって気分になる。
子育て期間の母親って、ある意味笑えるくらい「苦行」だよね(笑) マジですごいって。 気が狂うのは当然だって。 子供は凄いぞ、うるさいぞ、たまんないぞ(笑)しかも将来を背負っちゃうんだぞ。母親の関わり方一つで、もしかすると自分の子供が苛められちゃうかもしれないんだぞ。甘やかしすぎてもダメ。厳しすぎてもダメ。手をかけすぎてもダメ。目を離しちゃダメ。完璧すぎちゃダメ。放任主義もダメ。 匙加減なんか知るかっつーの!(笑) 家事も育児も勉強も将来も背負ってアップアップしてるのに、子供からは酷いことされたりする。気の休まる時間もない。自分の時間は食い荒らされて、それでも母親なんだからトーゼン!みたいな言われ方したら、ママは壊れちゃいまっせ。
〜〜ってのが、世間の母親さん達を外側から見た私の感想。
現実に自分もその輪の中にいるわけだけど、自分が子供に手をかけることはないだろうねーと思える根拠も、いくつかある。 まあ当然だけど、マコリンがいたから。 あんだけ頑張ったのに繋ぎきれなかった命を知ってるのは、自分の中ではいろんな意味で薬になる。鎮痛剤。精神安定剤。脳内麻薬(笑)ともかく自分を制御するのは上手になった気がする。それでもイラッとして大声張り上げたり泣かせたりするけどさ(笑)それはコミュニケーションの一部だから。まあ、おチビ相手に本気で切れることはないね。ある意味、本気で取り合ってないんだろうけど。 「同じ土俵に乗らない」 結構、それって大事なんじゃないかと思う。 子供のうちはワケワカンナイこと言うしするし、まともに取り合ってたら気が触れちゃうからさ。闘牛士よろしく、赤い布をフリフリしながらね。
親子も家族。夫婦も家族。 どっちも愛情がないと続かないもんだと思うし、それが無くなった時点で、家族でいることすら「苦行」になる気がするの。
だから親も子供も伴侶も全部、ともかく「嫌いにならないこと」が最重要事項で、それって何よりも優先すべき事じゃないかな〜って思う。 一緒に暮らしてたら、どんなに気を付けても摩擦はある。 それを「些細なことだ」と流せるかどうかは、たぶん「好きだから許す」っていう単純な理由だよね。だから許せないのは「ムカツクから嫌い」なんじゃなくて、「嫌いだからムカツク」なんだと思う。
パパの靴下と一緒に洗わないで!!って台詞も、男としての父親が嫌だから生理的に受け付けなくなるってだけでさ。そういう時に母親が「じゃ、ママとパパのは一緒に洗うから、アンタのだけ分けるわよ?」とか言ったら、娘の主張もずいぶん変わるんじゃないかなーって思うんだけどね。
難しい理由を色々とひっつける人もいるけど、コトは単純で。
旦那の帰りに合わせてご飯を作るのは、完璧な主婦を目指してるからじゃなくて、単純に「美味しい物を食べさせてあげたいなぁ」っていう愛情だし。 仕事がキツくて、もうドウシヨウもなくて、それでも投げ出さないで出社して踏ん張れるのは「コイツラを養ってやらなきゃ」っていう愛情だし。 子供を叱るのも褒めるのも、臨界点越えても親の顔していられるのも、ただ子供を愛しいなぁと思う愛情なんだよね。
それを履き違えて、主婦だから、夫だから、親だから「当然こうあるべきだろう」って理想像を自分に着せた時点で、話がすり替わっておかしなコトになる。 時々フッと虚しくなって「自分は何のために頑張ってるんだろう」なんて悩んだりする。
それはだって「大切にされてる」って感覚が希薄になるからさ?
大切にして労って「愛情」を意識して生きてると、相手からも素直に返してもらえるわけで、そんな単純なキャッチボールができない間柄になった時点で、家族としては崩壊してるんだよね。 それは一緒に暮らしてる同居人であって、家族じゃない。 だから諸々が許せなくなる。
夫婦円満はアタリマエ。
たまにキツイけど、ママだから頑張る。
一番身近にいる人を好きでいられるかどうかで、幸福が決まる。 そんな気がする。
〜〜〜なーんて、除夜の鐘を聞きながら語ることでもねーんだが(笑)
今年も幸せな日々が訪れますように。 そんな願いを込めつつ、ね。
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