小学校に刃物を持った男が乱入した事件。怪我を負ったお子さんの身体のみならず心の傷もいかばかりかと言葉もない。新聞記事で若い女性の先生が男の手を押さえ子供たちを逃がしたと読んで涙が出た。 どれだけ怖かったろう、と思うと身体が震える。言い方は不謹慎かもしれないが、私はこういう行動に弱い。 うろ覚えだが、池田小事件の時も、教師の一人が後に裁判で「自分がもっと適切に行動していれば子供たちは助かったのではないか」「私も加害者の一人です」と証言したと言う記事を読んで泣いた。 我が子でなくとも身を挺して守ろうとする。守れなかった事を悔やみ続ける。 仕事だから、と言ってしまえばそれまでだが……。
あかの他人であろうと我が子であろうと、人の命を奪うなどという事がどうして出来るのだろう。自分以外の人の人生にそこまで介入する権利などあるはずがないと思う。 殺人も戦争も始まりは一人一人の人間の妄想。 子供っぽいと言われようと私は平和を望む。 カッコをつけさせてもらえば、そこまで他人に干渉するのはスマートではない。
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