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帰省     2003年05月03日(土)

去年までは帰省というと札幌も含めた広範囲だったが今年からはピンポイントで実家のある町に行く事になる。
子供達は今までバスでしかあの町に行った事がなく、車で行くのはどんな感じなのかとややビクビク。車内でぐずられると精神的に参る。
GWなのでやはり渋滞に引っ掛かる。やはり予定は未定にして決定にあらず、なのだ。
私はナビとしてはかなりの役立たずで、その内ドライバになれたとしてもきっと役立たずだろう。ひどい方向オンチだし、地図もロクに理解できないし、気がきかない。
子供達は車内が広いので思ったよりも大人しくしていてくれた(当社比)。

今回の帰省にはある目的があって、私はかなり緊張していた。
ある目的ってのは他でもなければウチでもない、彼の御両親との初対面なのだが、予定より大幅に遅れたため仕事中にお邪魔する事になった。
お母様はおっとりと可愛らしい感じ。お父様は飄々とした感じ。二人ともとても優しそう……。こういう御両親の元ではこういう子が育つのか、と納得しながら感心。しかし私は何を話したものやらやや混乱。
心配のタネの我が子達(それよりお前だろ<自分)はなんとか挨拶をし、特に次女は珍しい事にポージングをして「こんにちは♪」。爆笑した大人達に、納得が行かないのか固まってしまった。
慌ただしく、かぶった猫皮が脱げる前に退散。
彼は全く呑気に構えているが、私は不安でしょうがない。反対されないとは言え、モロ手を挙げて賛成と言う訳でもないだろう。
うーん、どうなんだろう。
本人が良ければそれでいい、と、それが恒久的なものになるかどうか。具体的な話になった時にはやはり色々と面倒なのではないか、と漠然と思ったり思わなかったり(どっちじゃ)。ほれ、オノレの人間性に自信がないからね。

それから帰省中の友達の家に行って赤ちゃんをいじり倒し、夜にまた会う約束をして私の実家に向かう。友達のお母さんが全然変わらなくて吃驚。友達のお兄さんが激ヤセしていたので更に吃驚。
ウチの母は相変わらず。どないやねん。やけに素直で薄気味悪かった。

夜は久々友達とはじけた。彼が一緒にいる安心感でガンガン飲んだ。翌朝彼(ドライバのため全く素面)に「昨日は凄いデレデレしてた」と言われたのだけど、そうかな(汗)。
「こんなMちゃん初めて見た」と友達にも言われた。彼といると全てのガードが甘くなるのだ。遅咲きで狂い咲きだよ。ふん。
話は変わるが彼の歌を初めて聴いた。しばらく歌ってないので苦手になった、なんて言っていた癖に上手で惚れ直した(←いい加減にしろ)。
彼の声はとても不思議な声で、聴いていると何故か懐かしい感じがする。柔らかくて穏やかで、泣きたくなる。


途中立ち寄ったある町のトイレのドア。可愛い。






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