気持ちは既に新生活に飛んでいる。数々の不安を抱えながらもせっせとシミュレーションを始めている。 しかし現実はここに縛られている。精神的二重生活である。疲れる。 身体が二つ欲しい、とはよく言うが精神の容れ物も二つばかり欲しい。 身体が二つあっても一つがここに置き去りでは辛い。
段々色んな事が分からなくなって来てしまう。 私が疑り深い性格なのは、まず自分が信頼のおけない人間だからか(汗)。 人を信じるという事は気持ちのいい事なんだろう。きっと。
あちこちが痛い。
このまま壊れてしまってもいい。
そう思う時もあるけれど。それでは浮かばれない。 雑多な感情の幽霊達が恨みがましく私を見るだろう。 幽霊なんかちっとも怖くはないけれど。
自分が一番怖い。
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