『そのものに、どういう価値(意義)を認めるかについての、それぞれの人の考え方。(新明解国語辞典第五版)』
簡単に『価値観の違い』と言っても、「そのもの」というのが何を指すかが非常に広範でもある為、なかなか表現するのは難しい。 一緒に生活して行くにあたって、まず一番重要なのはなんだろう。やはりとりあえずは経済観念だろうか。 使っても使っても使い切れないほどの潤沢な資金でもあれば話しは別だろうが、そんなのは一握りの人間だろう。 経済観念にしても単に締まり屋とか金遣いが荒いとかではなく、『何に』お金を使うのを良しとするかも重要な気がする。 最近特に「情けは人の為ならず」ということわざが一番しっくり来るのはお金の事に関してだと思う。 後はお金を人生の全て、万能薬と感じるか、単なる道具にしか過ぎないと考えるか──。
しかし、価値観とは、お金に関してなら実際にお金を手にして使う時でなければわからないし、その場その場になってみないと意外とわからない気がする。 言葉に還元するのはとても難しい。 口にすれば理想や願望を少なからず折り込んでしまいそうだ。 まずは自分に、そして相手に、どういう価値や意義を認めるか──。
人生がやはり一番のギャンブルだ。
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