“森博嗣の「浮遊研究室」”が月曜日の楽しみ。怜悧なミステリの印象とはまた違って、くすくす笑ってしまうような架空の会話が楽しい。 終了前は「森博嗣の浮遊工作室 Mori's Floating Factory」が、ネットに繋いで一番先に開くページだった。 私は啓蒙書の類いやタレント本には全く興味がないのだが、作家の創作秘話やエッセイが大好きだ。人それぞれ一つの作品を組み立てる方法が違うのが面白い。 『森博嗣のミステリィ工作室』だってハードカバーで買ってしまったのだ。 「ミステリを書く!」も恩田陸氏と京極夏彦氏の所を読みたさに買いましたよ。恩田陸氏は「三月は深き紅の淵を」の中にも彼女の思考をそのまま写し出したような作品があり、とても興味深い。好きな作品を組み立てる好きな作家の脳の中、ミクロの決死隊のようになって覗いてみたい。 ある人は機織りをし、ある人は現実と同じようにPCに向かい、ある人は人海戦術で、ある人はオートメーション化された工場のごとく……、なんて想像すると楽しいではないか。
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