ねぎぼう業務日報

2004年01月11日(日) 「嫉妬」

昨日の読売新聞夕刊では
「西宮神社で行われた10日えびす恒例の「福男選び」」で
神社表大門から本殿までの約200メートルの競争で
一番乗りを果した人の記事が「実名入り」で掲載されていましたが、
本日の朝刊では一転して「匿名」。

「悲願の一番福」を勝ち取った人をアシストするために、
スタート時に何人かの「同僚?」が他の参加者の進路妨害を
したという疑惑があるそうです。
おかげで「一番福」氏の職場「とある市の消防局」には抗議の
電話が殺到しているとのこと。

ただし・・・ 抗議の電話が相次いだのは「土曜日」
いくら消防局が部局の特性上土日も関係ないからとはいえ、
受付部署が「抗議電話の応対」までさせられるとは
大変なことです。

200メートルの競争に2000人参加するのですから、
多分、門の直前に張り付いていないといかんでしょう。
ちょっとでも後ろのほうになると、末續選手でも逆転不能です。
みえみえのブロックがなくても、人がいるだけでも十分
ブロックですし。

まあ、妨害合戦がエスカレートしすぎると、
神社さんもイメージダウンが怖くなって
「今年はもうやめ!」と言い出すでしょうから、
「李下に冠を正さず」といったところでしょうか。

それにしても、景気が悪くなると人間は「嫉妬深く」なるものです。
最近流行の「内部告発」なんていうのも、人間心理的には
「嫉妬」がかなり絡んでいるようにも思えます。
「性悪説」視点での人間の行動推進力は「欲」と「嫉妬」では
ないでしょうか??
「イケイケドンドン」の成長は見込みにくい現在、ともすれば
思考も後ろ向きになってしまいがちです。
「嫉妬」をバネにして「次は必ず自分たちの力で勝つ」という
意気込みに昇華する精神風土が根付けば、まだまだ捨てたものでは
ないと思えます。


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