ねぎぼう業務日報

2004年01月05日(月) またまた炊き出しに行く

本日は仕事始めにつき、会社の出勤時間が10時からで
よいということで、朝の時間を利用し年末にも行った三角公園での
炊き出しを手伝いに行きました。

釜ヶ崎は高校時代に通学でよく通ったものですが、
こんな形で包丁握っていようとは思いもしませんでした。

今日は「学生ボランティア」さんらしき人はいませんでした。
本当に近所のおっちゃん、おばちゃんばっかり。

で、朝の7時から白菜を切る、切る、明らかに傷んでいるのは
捨てては、切る。
前のときはそんなにひどいのは見なかったと思いますが・・・
ひょっとしたら、コレは荒ちぎりしたものを箱に入れたままに
してしばらくたつうちに傷んできたような気がします。

材料がある程度揃ったようで、「切り方やめ」のオーダーが
出て、一息。
いよいよ給仕ということで、その前に炊き出しの具だくさん味噌汁と
おにぎりをいただきました。量も多く味も悪くありませんでした。
珍しくガッツリ朝食・・・

前に行ったときは整理券を求めるおっちゃんの姿がちらほらあった
のが今朝は誰もいないのを少し不思議に思っていたのですが、
食べ終わってしばらくすると、縦を持った機動隊の先導に続いて、
赤いプラカードをもったおっちゃんたちの列が・・・

どうやら、今日は普通の「仲間」への炊き出しではなく、
府・市へのデモ隊への炊き出しだったようです。
まあ、赤い鉢巻しているだけで「仲間」と同じ人達だとは
思いますが。
いずれにせよ、今日はあくまで「炊き出しの手伝い」。

あとは、現場のおっちゃん曰く「団結味噌汁」の給仕を
手伝い、デモ隊の腹ごしらえが済んだところで私ももう
出勤時間となり、その場を失礼することとしました。
何せ右手の性能が数割減なだけに、戦力になったかどうかは
怪しいかもしれませんが、また手伝いに来てくれといわれると、
それならば・・・という気持ちになってしまうものです。

年末年始は毎日炊き出しがあるそうですが、それ以降は
週二回とのこと。タイミングがよければまた手伝いに
行けるかもしれません。

最近は30代で失業し、食い詰めた挙句アパートで一人で
餓死するケースがままあると聞きます。
しかし「仲間」たちはたとえ家がなくても、助け合ったりする
ことで生きているのだと思います。
(家と職がない状態を肯定するわけではありませんが)

一人で人生を切り開かなければならないこともありますが、
一人では生きていけないのも人生。
それを三角公園のおっちゃんやおばちゃんたちにあらためて
教えていただいたような気がします。


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