南海電鉄のタウン情報紙”NATTS”で 現在、大阪球場のスコアボードに使われた選手名ボードが オークションに出されております。
「南海&近鉄(大阪球場南海主催試合の最終戦)」セット 「湯上谷・坪井・オクリビー」セット 「門田・ブライアント・御船・片岡」セット の三種。
選手名のでも小柄な大人くらいの高さ。 がんばって落札しても、どこに飾るのかという問題は ありますが・・・ 欲しい人は最終日にラッシュかけるのでしょう。
オクリビーとは実はベンジャミン・オグリビーのこと。 メジャーでも鳴らした大選手で、晩年近鉄でプレーしました。 くも男というくらいの手足の長さと、からくり細工のような バッティングフォームが印象深い選手です。 坪井は現日本ハムの坪井の実父。太平洋時代のものでしょう。
個人的に一番惹かれるのが「湯上谷」のボードです。 今に思えば、彼は最後まで南海の香りのする選手でした。 ダイエーが南海色を払拭していく中でずっとレギュラーで あり続けたものの、積年の補強が功を奏し上位進出を果たすのと 裏腹に出番が減少していきました。
まあ、よく考えてみれば、藤枝ブルックス生え抜きの遠藤が、 アビスパ福岡で1年しかいられなかったことを考えると、 ダイエーの「脱南海」はそこまでドラスティックでは なかったのかも知れません。
やはり、「南海」は魅惑の球団でした・・・
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