ロボットアニメにはマジンガーZに代表されるような 「スーパーロボット」系と ガンダムに代表される「リアルロボット」系に分けられる (らしいです)。
リアルとはいえ、通常の科学では説明のつかないような ロボットやマシンが活躍しているには違いないのです。 なら、何が「リアル」かというと、世界観が「リアル」 すなわち「何でもあり」度が抑えられているのでは ないかということです。
ガンダム世界は「宇宙世紀」後の社会が明らかに背景に あり、モビルスーツはあくまで戦争のための兵器として 描かれています。 ダンバインも「妖精が存在する世界」、エルガイムも 「地球とはまったく異なる星」での出来事ですが、 その世界が明確に存在し、オーラバトラーやヘビーメタル がその世界で「通常使われているマシン」として かかれているから「リアル」と冠せらるのでしょう。
一方、マジンガーZは侵略者に立ち向かうための救世主です。 その戦いはまずマジンガーありき、です。
ミレニアムライダー(またはテレ朝ライダー)の性格は よくよく考えると、「リアルヒーロー」に分類されるもの ではないかと思われます。 もっとも、ライダーは「一般に使われているもの」では ないのですが、社会におけるライダーの存在が、 より現実的な認められ方をしているように思えます。 少なくとも「1900年代のライダー」に見られた ライダーの存在の異世界感がないような気がします。
かなり強引な説明になってしまいましたが、 「クウガ以降のライダー」にはリアルロボット的な においが感じられ、それがどこから来るのだろうかと 考えて導いた仮説(?)です。
なお、メタルヒーローシリーズでは、「ブルースワット」 のみが「リアルヒーロー」たろうとしていた(?)ように 思えます。「メタルダー」は路線変更前のハードな世界観 をもってしても「スーパーヒーロー」に思えます。 これはどこから来るのでしょう・・・
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