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No-Mark Stall *




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過去の遺物公開。 | 2005年08月05日(金)
メモライズ時代にしたためていた詩もどきが出てきたので載せてみます(えーと1番新しいもので1年ちょっと前くらい? の代物)。

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未だ蕾の冬の花。
いずれは醒め逝く眠りの淵に咲き誇れ。

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藍の褥に夢見る花弁の白き夢。
闇色の彼方に銀に閃く現の幻。

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精神を何処までも澄ませる無音の夜。
いずれ還る闇の感触に深淵へと沈みゆく。

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湖面の向こうに揺らめく都。
今は廃墟となりにし彼の地に眠る魂の、夢のかたち。

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魔女の館は緑の夢に満ち溢れ、
茨の小路は現へ繋がる捩れた未来。

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いのちは芽吹き咲き誇る。
しかし、咲いて散るは花の宿命。

儚きものは夢か現か。

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巡り逢う必然のために。
一体幾つの偶然を積み重ねれば足りるのだろう。

やってくる季節は春。
暖かさに満たされる、出逢いと別れの刻。

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いつかは還るもの。いつかは失うもの。

心の痛みに目を閉じて、
その"いつか"を待ち望みまた厭うのは。

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炎の絶えた祭壇の上から、姫は騎士に爵位を与える。
命の絶えた白き棺の前で、騎士は姫にすべてを捧げる。

An ostrich and a marginal man.
They're my titles. They're my names.


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蝋の翼を負う者よ、
どこまでも高く遠くへ飛翔せよ。

その背の翼が溶けるまで。

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すべての終わる冬が来た。

雪色の渡り鳥は南へと飛翔し、
私はひとり静かに灰色の空に還る。

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空に落ちる涙はいつしか、
海に溺れる月になって蒼く染まるの。

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望むのは数瞬の安らぎ。
夢を見ないほどに、深く落ちていけばいい。

永遠なんて願わないから。

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帰らぬ日を想う心は、
静かにさざめき絶え間なく淵に寄せ、

いつかあのひとの心をうつでしょう。

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くるくるくるくる、世界が回る。
小川の流れに躓いて、回り続ける花弁のように。
風に吹かれて空回る、子供が手に持つ風車のように。

同じ場所を廻り続ける、捩れた時間と運命のように。

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麦藁帽子を被って、白紙の地図を持って。
さぁ何処へ行こうか。

夏空の雲色の旗に青色の筆で何を描こうか。
今を忘れることのないように、この夏の全てを描こう。

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海から生まれて陸に生き、死して魂は空に還る。

それは生命と祈りの紡ぐ永遠の螺旋。

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無限の彼方に広がる夢幻。

So I find up my dear who have glaring eyes there.

紫電のひかりが導くものは。

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セピア色の天球儀と、銀色の本。

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……うん何か若いなァ(遠い目)。
written by MitukiHome
since 2002.03.30