想い出ばかりは美しいのです。
空は蒼く。 水は清く。 幸せに満ちている。
古ぼけたアルバムを捲る度に 己が心と戦わねばならぬ。
悪いのは誰で 間違ったのは何処で 笑わなくなったのは何時からなのか。
僕にはもうわからないのです 逃げても逃げても
僕は頭を打ちつけ 手に歯型を残し 其処ここにカッタァを押しつける。
いつのまにか滲けた視界は 遠い昨日を見続けている
僕はまだ、歩き出さない
拙い言葉
小さな手
何も知らない瞳
幸せだと思ったのはいつのことなのか? あの笑顔は嘘だったのか? 一体悪いのは誰なのか? 僕は何処から道を間違ったのか? 笑わなくなったのはいつからだろうか?
オトウサン、オカアサン。僕はいつから狂っていましたか? こんな子供で、ゴメンナサイ。
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