何日経っても悲しみは消えない。消えるどころか、どんどんどんどん深くなってとうとう私は地の底までやって来た。彼女から貰った沢山の手紙を前に地の底から這い上がる方法はないとわかった。そう、私はずっと地の底にいればいい、ずっとずーっと。どうせ悲しみなど癒されるわけないのだから。