いちめんの俯く向日葵さりげなく死は足元に搦まるものを 緒川絢彦賞を取るとはこういうことなのですね。近所の書店で何十冊と中山可穂の単行本が積み重ねられ、いとも容易く手に入れることができるようになったのですから。そして私は、まだ彼女の世界にふわふわと漂っています。