☆ako’s DAIARY☆
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2005年10月04日(火)






* 長くなります気になる方のみどうぞ












会社へ行く駅へついた頃












『○○(例の困った先輩)は来ないよメールしたけど誰かと一緒で返信ないし俺は弁当食べて帰ります』












『わかりました。○○さん調子良くないみたいなんです。私秋さんからそういう言葉聞くのつらいです。












だから前みたく仕事での先輩と後輩にリセットしましょう。












ありがとうございました。』













送信して程なく会社に着く。例の上司に会い、一緒にフロアまで上がる。












上に着くと秋さんがEVを待っていて鉢合わせ。












私は上司と話していたのでそのまま行く。












昨日の飲み会のもやもやを話していた。












ロッカーで着替えをしていると。












『わかりました。今日が多分最後になる何とか来てくれ』












仕事をして暫く経つ。。。












『○○さんは出張に行かれました。今日は難しいです。ごめんなさい。』












午後になり、どうなるかと思われた秋さんも帰ったみたいだった。












50%の確率で帰らないような気がしてたから












午後の仕事が始まって暫くしてからいつもの場所に行ってみた。












終わったなと考えていた。












『天気いいよ!いつまでも待つからやっぱ来ない?』












『どこにいるんですか?早く帰った方がいいです。行くとは約束できないですから』












『無理なのは承知です!最後にakoと来たかったぁ。○○(海の場所)』












仕事に集中できない時間を過ごした。












どうしても集中できなかった。












秋さんの空いた机が見える度考えた。












どうせ仕事できないならいっそ行ってしまった方がスッキリする。












何とか集中できないなりに取り敢えずの仕事を片付け、












無理を承知で時間給を取らせて貰った。












上司には忙しい中本当に悪い事をしてしまったにもかかわらず。












『悪かったね。ありがとう。いいよお疲れ様。』












といってくれた私は本当に職場の人間関係に恵まれていると思った。












下心はあるかもしれないけれど、












私はこの人を上司として本当に素敵な人だと思う。












電車の時間を検索して急いで向かう。












3本乗り換える電車の2本目。












どんどんのどかになってゆく景色に本当に傷心旅行だなんて苦笑しながら、












何だかんだ言っても多分帰ったであろう秋さんのことを考える。












私が行くといえば待っているだろう。












だけど、私が行くのは彼の望む答えをしに行くわけじゃないからそれはしなかった。












自己満足。言われればそうかもしれないけど、












もし、本当に待っていたらと思うと落ち着かなかった。












行って居なかったら私自身満足する。












諦めが着く。












秋さんにも 「行ったよ」 とはいえる。












お互いそれぞれ責務を果たして終わったなら納得行くだろう。












そう。












だから今日は習い事もあったし、行ったら間に合わない事も百も承知だった。












だけど、私にはどうしても秋さんを放って置けなかった。












それは過去の私と被ってしまうから。












元彼と別れた時。












私は自分から 「もう私なんて要らないじゃん。」












強がって言ったのにどうしても後で納得行かなかった。












「もう一度話しがしたい」












後から決まってから言ったのは私の方だった。












面倒がりの彼が仕事の後、私の会社の近くに来てくれた。












納得の行くまで話してくれた。
(納得は行かなかったんだけど)












ずっと朝まで一緒に居た。












結局私がやけになって今までの事吐き出してた。












元には戻らなかった。












だけど、後悔はしていない。












話せた事が、ダメだって分っててもそのチャンスが欲しかった。












その彼のことが頭にあったから。












だからその私と被ったんだと思う。












このままは卑怯かなって思った。












だから、行くとは言わなくても行くだけ行こうと思った。












秋さんへの思いではなくきっと昔の自分への思いだったのかもしれない。












卑怯かもしれないけど












2本目の電車の途中。












秋さんからメールが来た












『○○にて(それとは少し離れた場所)
昨日から今日にかけてごめん。akoに断られる事はわかってたよ。
さすがにメール、電話、会う事も含めて10回以上空振りだもん。
最後は会って話しがしたかったし海でも見れば元に戻れるかもという気持ちもあり無理を承知で今日を企画したんだけど見事空振りでした。これからはakoの言うように時間掛けてもいい関係を取り戻せるようにするから避けないで付き合ってね。野球はイヤだろうけど一緒に行こうね。無理にとは言わないけど。
それまでには関係が改善してるよう努力します!最後に短い間だったけどホントに楽しく過ごさせてもらった事に感謝です。今日を無駄にしないようにします。ありがとう













引き返そうかとも思った。












けど、決別の為もう行こうと決めていたからそのまま乗っていた。












最後にメールのあった場所に着いてから、












秋さんが居ない事を確認して(広いから自己満足の行く程度にw)












メールの返事をした。












『○○のようかんはおいしいかな…(駅前の商店街の銘菓店












こちらこそ色々お世話になりました。秋さんに頼ってた部分があったので本当に迷惑かけてたと思います。
でも、楽しかったです本当にありがとうございました』













海と夕日を見ながらぼうっとしていた。












波打ち際まで行ったりしてるうちに楽しい気分になった。












懐かしいような気分になった。












いい場所だと思った。












海を見て音楽を聴いて夕日が沈むまで待っていようと思った。












けど私のその気分を阻害するような奴がきた。












「何やってんの?」












バイクのメット持ってナンパしに来た奴が居た。












奇特な奴だ。












「人待ってんの」












こんな弁当バッグ持った人によく声かけるよなぁ。。。












ブチ壊し












誰も来るわけ無いのに・・・












適当に携帯を持ってメールするフリをして逃げた。












もっとしつこかったらきっと私は秋さんに連絡するほか無かったのかもしれないw












『明日からはガンガン行くのでひかないように。○○のCD取って帰りますお疲れ様』












『退きます。私も来てよかった。帰ります』












この辺でもう終わりだし、少しだけ言っておこうかと思った。












けど、今となっては言わなきゃ良かった。。。












『ごめんね、何回も!akoはどこに来たの?』












『軟派野郎のいる海』












『えっ?海来たの?冗談だよね?』












『○○のようかん買って帰ります。』












電話が鳴る。












「もしもし」












「もしもし?嘘だよね?」












「嘘じゃないよw」












「何で?」












「けじめだから」












「ホントに?」












「普通まだ仕事中でしょうw」












だいぶパニックの秋さん。












かわいいと思いつつももう終わったものだから優しくなれた。












もう秋さんは家まですぐ其処の場所に居る。












「回数券しろ、カッコ良すぎでしょう?」












「でしょう?女にしとくの勿体無いよね〜男だったらもてたろうになw」












それから、秋さんが 「会いに行く」 と言い出した。












私は 「来なくて良い」 の平行線だった。












「こうして話してる間に行った方が早い。」












「来ないで」












「行く!」












「情が湧くし来ない方がいい」












「来てくれたのに悪い。食事でもしよう」












「元にはもどらないよ」












「わかってる」












「。。。」












電車で移動する中どうしよう。。。色々考えていた。












でも、もう引き返せない。












秋さんに会って私は揺るがないほど決心は固いのだろうか。。。












改札の前で待っている秋さん。












「何でだよ。。。」












「ケジメだから」












少し疲れてそうな秋さん。




























秋さんのペースに持っていかれると“なーなー”にされてしまうから。












話すペースは淡々と話した。












案の定、秋さんは何度も 「やり直したい」 と繰り返した。












私は 「無理」 と苦笑いを繰り返した。












何度繰り返しただろう。












秋さんの今日の見た景色。












今日描いてたシュミレーションを聞いた。












頑固な“ある人”と一緒の行動だった。












前だったらしなかった様な仕事の毒を吐いて私も泣いたりした。












終始一貫して淡々と話す私に、












「同じ人とは思えない。」












秋さんは繰り返した。












「でも、これが本来のakoなんだろうな」












もう何の関係もない女に呼び捨ては止めて欲しかった。












でも、もうこれで最後かと思えば割り切れた。












もう一時の感情で悲痛な言葉を浴びたくない。












もうあんな思いをするのはこりごりだ。












でも、心のどこかじゃこういわれるのは分っていたし、期待していたのかもしれない












というのは私がどうしても我慢できない3つの理由があった。












それはこの数日間秋さんとの事を考えて出た答えでもあり、












どうしても譲れない部分だった。












この数日間連絡を取らなかった間でも私に対して何回か見られた事












 ○ 私に対して心無い言葉を浴びせない事(投げやりな言葉の暴力)

 ○ 金さん から秋さんのことは聞きたくない事(つまり気持ちが無いなら金さんのこと社交辞令でも誘ったりしないで)

 ○ 別れを示唆するようなセリフは本心で無いなら言わないこと












当たり前のような事だけれどこの3つだった。












私の中で秋さんは私のことを絶対に好きで居てくれるのなら関係を続けてもいいって思ったのかもしれない。












だから、私は秋さんとの関係を只でさえ色々考えているのにそれ以外のことで悩んだりしたくなかったんだと思う。












居酒屋を出た。












雨が少し降っていた。












秋さんが持っていた傘に一緒に入った。












少し歩いた。












“3つの約束”を守れるならという私に対して秋さんは約束できないと言っていた。












でも、私はそれならやり直せない。繰り返した。












一緒に歩いて色々な話をしていた。












何だかんだ言って秋さんは 「(3つの)約束を守るからやり直したい。」












ずっと複雑な気持ちだった。












私はまだ秋さんを信じきれていなかったから。












抱き寄せられても何も感じなかった。












やり直しても元の気持ちに戻れるのだろうか?












どうせ守れないだろう。













また辛い思いをするんじゃないか。












自分が辛い思いに耐えられるか。












迷っていた。




























でも、迷っていた。不安だった。












隣りでニコニコ笑っている秋さんの横で私はずっと考えていた。












見送る秋さん。












メールの中で 『愛してるよako













夢のような一日でした来てくれてありがとうまた俺の事許してくれてありがとうこれからはよりakoのこと大切にするね!』













まるで他人事のようにメールを眺めている自分が居た。












家に帰り何やってるんだろう。。。












今まで相談してきたメル友に愛想尽かされてしまった。












私には世間的にこんな事しか残らなくなってしまって何も無い。












また振り出しに戻ってしまった。












ごめんなさい。












自分が一番不甲斐ない。












不意に抱きしめられた時に秋さんの胸元に着いてしまったグロスだけが気になっている。

















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