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2002年11月15日(金) サスペンスだったのか

あゆです。こんばんは。
なんだかね。寒いんだよね。
小説が?と思ったあなた。失敬だなあ。

今回、私このリレー小説のために取材旅行に行ったんですよ。
ええ、はるばる「ちょうまんぶ」まで。(BBS参照)

もちろん嘘に決まってますけど。


でも今回は落ち着いた感じで・・・と書いたように
しっとりしてますね。
ある意味鼻血でじっとりしてますけどね。

それに今回、三回目までまだ登場人物が二人しかいません。
落ち着いてますね。

今までのように次から次へ何人も登場して
何がなにやらな雰囲気ではありません。

リレー小説シリーズの最終話としての風格っていうんですか?
崇高さすら感じますね。

今までと違うんです。
今回の小説は。


これは人によっては「ネタ切れ」と感じるかもしれません。
「第二弾でやめときゃよかったのに」
そんな感じを受けるやもしれません。

うん。わかってる。
私たち自身が飽きたってこと。

だけど勢い上書きます。



◆◇◆◇◆◇◆

リレー小説第3弾

『誘われて長万部』 第4回

目の前のこの女さえいなかったら・・・



「オレは・・・今頃・・・・


もっといっぱいティッシュを持ってたはずなんだ!」

和樹はティッシュコレクターだったのだ。

「オレの大事な花柄や、香りつきのティッシュをおまえはどれだけ使ったと思ってるんだ!もうがまんできない」
和樹は立ち上がった。

「トイレにいってくる」

和樹はお約束も好きな男だった。

和樹はトイレットペーパーコレクターでもあるので
お尻を新聞紙でふいてトイレから出てきた。

すると、祥子が鼻血で固まってガビガビになった鼻の穴のまわりを
和樹が一番大切にしていた
武富士のポケットティッシュを使ってふいていた。

「このやろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!何するんだぎゃあ」

和樹は祥子にとびかかった。
ところが、祥子は何を勘違いしたのか
洋服を脱ぎ始めたのだ。

「ホラ、あなたもはやく脱いで」
そう言うが早いか、和樹のズボンとパンツを下ろした。

和樹のでん部には、

「松井、大リーグ入り」
という文字がくっきりと残っていた。
さっきお尻を拭いたのはスポーツ新聞だったようだ。

あわててズボンを上げた和樹は、祥子に言った。
「出て行けよ! 今すぐに。おまえの顔も見たくないよ」

祥子は再び興奮してしまい、鼻血を出しながら言った。

「うれしい!!それってプロポーズなのね♪」

ティッシュの耳栓で、和樹の言葉はほとんど聞こえてなかったのだった。

やっぱり殺すしかない・・・
和樹は自分のベルトをすばやく抜き、
祥子の首にまきつけた。


〜つゞく





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