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2002年10月04日(金) 私信。あゆへ&エンピツ投票小細工ボタン週間突入)

そうか。そうだったのか。あゆ。
それならそうと早く言ってくれれば良かったのに。

最近オンライン上にも姿を見せず、
メールを送っても、「生きてる」とただ一言だけの返信を寄越すのも、
私への熱い友情からだったのか。

知らなかったよ。あゆ。ほんとにすまない。
君が最近の私のこの哀れな姿を見るに忍びなく
ただひたすらパチンコに勤しみ、
私の借金返済に充てようとしていたなんて、
一昨日の『りゃ!』を読むまでまったく知らなかった。

そんなこととはつゆ知らず、
携帯に「生きてるかあああああ」とか
「元気かあああああ」とか
「何してるんだああ」とか
「背、伸びたかああ」とか、
まるで自分が今置かれてる状況をまったく把握していないような
オチャラケたメールを送ってしまったことを強く反省してる。

君はそのオチャラケメールを読んでるときも
必死に私の借金返済への充当金を捻出していたとは。

いや、ほんとにすまなかったね。

私はどんなにビンボーになっても
先祖代々の家訓としての

「どんなに貧窮に陥っても友人から金を借りてはならない」

を肝に銘じて、この年まで生きてきたが、
いや、あゆが
「どうしてもその13万円を受け取ってくれ」というのなら、
「私はどうしてもゆみなの力になりたいのだ」というのなら、
受け取らないわけでもない。

たとえ先祖代々の掟を破ったとしても
私はそのあゆの熱い友情に応えるつもりだ。

だから最後の最後にまるで私にたかられるのを恐れるかのごとく

「お金の半分はダンナにあげた」

という一行が列記してあったとしても、
それはそれで世間への目晦ましとして
私の立場を重んじて書いてくれたのだと解釈しよう。

私は、あゆのそんな熱い思いも知らず、
るるとの会話で

「貧乏って漢字で書くと、ほんとに貧乏臭いのでやめろ」
「でも、ひらがなで”びんぼー”って書くと悲哀感が増すからそれもやめろ」
「私を呼ぶときは”ザ・ビンボー”と呼べ。ゴージャス感があるだろ」とか

ビンボーにゴージャスを求めるな、と思われるような会話を繰り返していたことを恥ずかしくさえ感じる。

あゆよ。
私は今日から心を入れ替えた。
金銭感覚という人間の五感の中の一つ(ウソ)が欠損してる私の身体だが、
君のその熱き鼓動だけは感じることが出来る。

ありがとう。
遠慮なくいただくよ。
ほんとありがとう。

振込先はね・・
メールするよ。

振込みの控えをもって領収書としてくれたまえ。


あ、そしてるる。
君も、私がお風呂に入るときに

「あんたはビンボーなんだから、給水は5センチにしとけ」とか
「ビンボーなくせに、ランチに全日空ホテルを指定するとはなにごとか」とか
「化粧品は今日からチフレ化粧品にしろ」とか
「ロゼット洗顔パスタを売ってる店を教えてやる」とか

そういうことを言う前に
どうしても私に金を貸したいというのなら、
遠慮なくもらうから安心して言ってくれたまえ。

私は熱い友情に応える熱い人間なのだから。


さて。本題である。

私たちはエンピツという日記サイトでこの日記を書いている。
そこは投票ランキングというシステムがあり、
下の投票ボタンを押すとランキングに反映されるのだが、
最近、頓に目立つのがいわゆる「小細工ボタン」と呼ばれるものだ。
私たちは、微妙に小細工はしてあるが、
日記のネタそのものとはなんの因果関係のないものである。

別にそれがいいとも悪いとも思わないし、
あえてそれをしようともしないとも決めてはいない。

ただ、「もしクリックしたら文字が変わるよ」と表示した場合、
どのくらいの投票数になるだろうかと
先日るると話していた。

いや、もしかしたら全然変わらないかもしれない。
もっと減少するかもしれない。

しかし、なにごとにも挑戦する『りゃ!』としては、
今週一週間

「小細工ボタンウィーク」と称して、
毎日、文字を変えてみることにした。

押して損した。と思うかもしれないが、
その時はその時で「ごめんなさい」だ。
先に謝っておきます。





ほんと、日記の内容となんら関係ないから。
ええ。それだけ覚悟しておいてください。



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