:NO LIFE KING:
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2004年09月29日(水)

*PROOF OF THE MAN

サンケイホールで「人間の証明」観て来ました。
77年の映画だそうです。
谷を落ちていく麦藁帽子のシーンだけ鮮明に覚えていたんだけど、
実際映画のシーンで流れた時には鳥肌立つほど感動してしまった。
ドラマよりは原作には忠実だったかな。
でも、八杉恭子に関しては、というより母という存在に関しては、
ドラマよりも夢があったというか幻想があったというか。
当時はそれでもよかったんでしょうが、今はね……
母が子を殺すニュースは、もう珍しくなくなってしまったもの。

ドラマ観て原作読んでからの鑑賞だったのですが、
映画は初見。
やーもうとにかくね、松田優作に尽きましたねー。
めちゃめちゃかっこよかったよ!
まともに彼を観たのって初めてかもしれないです(汗)。
日本映画にはずーっと疎かったのでね……。
あんなにかっこいいなんて知らなかった。
惜しいなぁ……。
山本さんは彼を見て役者を目指したんですよね。
そんな意味でも感慨深い感じでしたが、
いやーほんと、凄いや松田優作。

そしてさすがにざっと30年近くも前の映画なだけあって、
俳優さんたちが軒並み若かったのがまた新鮮でした。
ただ一人、大滝秀じいだけがすでに老人だったけど(笑)、
中でも思わずシートからずり落ちそうになってしまったのが、
郡恭子の息子役の岩城滉一。
若かったのも笑えたんですが、なにより凄い大根ぶりにもうバカウケ。
役柄ともども見事な青二才っぷりで(笑)かなり笑かしてもらいました。
今はあんなに渋いのに、当時はあんな駆け出し俳優だったんですねえ。
しかも微妙に高根さんに似ていたよ。
ライフで「人間の証明」やるなら(やらないから)、
是非とも高根さんにお願いしたいですね(やらないから)。
となるとこの際、優作がやった棟末は山本さんでお願いします。
……って小さい刑事やな!(爆)
ニューヨークで「Tall Japanese Guy」って呼ばれるシーンがあるんだけど、
山本さんがやったら「Small Japanese Guy」だよな……とか想像して、
また笑いそうになっていました(真面目に観て下さい)。

そんなこんなでプチ松田優作ブームが到来しそうな予感。
他の映画も観てみたいなぁと思いました。
それにしてもやっぱりストーリーが好きだなぁと感じた「人間の証明」だった。


鈴音 |mailhome
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