:NO LIFE KING:
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近鉄劇場の閉館が近付いてきました。 明日4日の、1公演を残すのみです。 それですべて終わり。 サイトに行ってみると、 公演スケジュールがほんとに何もなくて、 いよいよ閉館なんだな〜いう寂しさを実感します。
最初に閉館の話を聞いた時は、 なんだかまだまだ先のことのような気がしていました。 でも確実に、「その日」は近付いていたんですね。 取り壊されてしまう日。 近鉄劇場の楽屋には、役者さんや作家さんからの、 数多くのメッセージが刻まれているんだそうです。 それすらも、取り壊されてしまったらもう残りません。
今の実家が上本町(近鉄劇場の最寄り駅)からすぐです。 実家に帰るたび、近鉄劇場の前を通ります。 わたしが初めてあの街を訪れた時から、当り前のように近鉄劇場はそこにありました。 方向音痴のわたしが何度迷いかけていても、 地上に上がったら、道標のようにいつもあの劇場は迎えてくれました。 あの劇場を目印にして、わたしは駅周辺を把握していたかもしれないです(笑)。 いつまでも、近鉄劇場のある風景が、わたしにとっての上本町です。 いつかあの街に帰った時、そこに劇場はもうなくても、 あの劇場のある景色を、忘れないでいたいなぁと思います。 そこにもう何も残っていなくても。 あの劇場で観た舞台の思い出だけは、わたしの中でずっと残り続けると思います。 ありがとう。さようなら。 わたしに芝居の楽しさを、最初に教えてくれた劇場でした。
近鉄小劇場の方は、近鉄劇場より一足先に閉館を迎えていました。 ほんの3日前に教えて頂いたのですが、あの劇場は、深海に似ていたのですね。 階段を降りていった先に並ぶあの青い椅子が。 ずっとあの感覚は何なのだろうと思っていたのですが、 深い海に潜ってゆくような、そんな感覚だったんだなぁと…… 閉館してしまってから気づきました。ははは。 座りづらい椅子も狭いロビーも今ではすべて愛しいものです。
しかしまぁ一番の心残りと言えばやはり、近小の「謎のボックス席」(by ケラさん・笑)に一度も座ったことがなかったことですかねー。一度でいいから座ってみたかったな〜あの意味がわからない両サイド席(笑)。
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